けいおうゆうげきたい【慶応遊撃隊】〔MDソフト〕
 う〜む、あんなCG描いてる連中が、こんなソフトを作ってしまうってのが信用できないぞ〜。筆者は信じないぞ〜。このゲームで健全なる婦女子をだまくらかそうなど、不届き千万、頭蓋骨陥没。早く自分に素直になって18禁ゲーム出すのだ〜。筆者は買うぞ〜。はよ出せ〜。出せ〜。〈新〉
 非常に開発スタッフの心配りが隅々まで感じられ、初心者からマニアまで十二分に楽しませてくれるゲーム作りは非常に良い。『バトルマニア』とはまた一味違ったゲームである。贅沢を言えば、ゲーム性を多少崩壊させてもいいからユーザーの意表を付く強烈さがあれば、もっと良かった。〈へ〉
 中身はハード!?なSTG。外見はCOTTONみたいなキャラクタで覆い隠されている。やらなければ、もうおわりじゃぁ。にゃーにゃー。やめんか!お前なんて、もう知らん!にゃ〜にゃ〜(そんな)。〈介〉
 うーん、シューティングとしての期待はあまりしていなかったけど、これじゃあねぇ…。普通に楽しんで、普通にクリアできるんだけど、一回やったらハイそれ迄よ的な印象を持ったな。それにしても最終面の攻撃は鬼だ。〈殺〉
 ビクターなコットン。蘭未のデザインした人のCGを何点か持っているのだが、どれもなかなかパックリな状態で素敵。〈藤〉

けいおうゆうげきたいかつげきへん【慶応遊撃隊・活劇編】〔SSソフト〕
 アクションゲームになった慶応遊撃隊の続編だが、『活劇』と銘打つには、異様なまでにテンポが悪く、『出来の悪い続編』コーナーに直行。ポイっ!〈新〉
 人には様々な人生がある。農業を営んだり、魚を捕ったり……って突発的に逃避行動を行ってしまった。〈へ〉

ゲイングランド【GAIN GROUND】〔MDソフト〕
 玄人好みの傑作。開発はシムスが担当。縦長だった画面をMDの一画面に収めた故にどうなるかと思ったのだが、忠実な移植で驚いた。よく4Mに収めたものだと思わせる。画面が圧縮された分、多少戦術に変更が要されるが、気になるものではない。二人同時プレイも健在。音楽もいい。ただ、一面の音楽は制限時間ぎりぎりまで粘らないと、一ループ聴けない。MD版に追加された現代面は恐ろしく高難易度。トラップの塊と考えていい。また、この面だけは音楽やデザインの感覚が明らかに違う。エンディングはちょっち寂しいが、雰囲気はある。〈新〉
 安くて、みんなで遊べて、味わい深いまるでモツ鍋のようなソフト。画面比率の関係でアーケードとはまた別の戦略が要求されるあたりは意見が分かれるが、私はこれでいいと思っている。ただ、キャラが小さいために救出すべき仲間が誰なのか判別できないのと、(アーケードで話題になった)女性キャラの胸尻ぶるぶるが見れないのは残念。〈藤〉
 「戦略アクションシューティング」なんて長いジャンル名のゲーム。アーケード版はとても難しくてやらなかったが、自宅でじっくりできると思い購入。システム24の細かい画面をどう移植するかと思っていたが、少ないドットでうまく再現されていた。おお!女性キャラのお尻がプリプリしているぞ!だいぶ易しくなっていたが、高い戦略性のため長いこと楽しめた。EASYでクリアした時は、あれだけかと思ってかなりアセったが、難易度別のエンディングという配慮もよろしい。ただ、アーケード版にハマった人には不満が残るようだ。91年に入ってセガのソフトが多少良くなってきたかな、と思ったら、実際の制作はシムス。〈顎〉
 パッケージの兵隊さんがプリティー。アーケード版はやったことはないからよくわからないが、良いと思う。九八〇円で売っているところが多いから是非買っておきたいところだ。ただしPC猿人版はゲイングランドとは認めん。〈へ〉

ケイン・サ・リーク【ケイン=サ=リーク】〔キャラ〕
 通称「ド外道下半身野郎」。以後三代に渡って自分の子孫に過酷(肉欲に満ちた、という噂もあるが)な試練を与えた張本人。海岸に打ち上げられた何処の馬の骨とも分からない女と婚約し、その女を奪われたからといって戦争を引き起こそうとし、怒った親父に幽閉され………とPS3の主人公中でもっとも不様な姿を見せる。しかし、何のかんのと言っても、こいつの下半身パワーがなければ、あのドロドロとした人間物語は有り得なかったであろう。〈新〉
 テクニックよりパワーで生きる男。繁殖大作戦発動。〈へ〉
 すべてはこやつのせいであると自分は思うのであります。陸士長殿。〈介〉

ゲーデル【ゲーデル】〔人名〕
 正式名称、クルト・フリードリヒ・ゲーデル。『不完全性定理』の名のもとに、理系くずれがATフィールドを張る場合によく使う。〈す〉

ケーブイツー【KV-II】〔兵器〕
 大ッ嫌い。〈新〉

ゲームアーツ【GAME ARTS】〔サードパーティー〕
 数字の1が、常に発売するソフトのバージョンの上を飛んでいるメーカー。きっと会社はカッコウの巣の中にあるんだろう。〈へ〉
 メガCDの運命共同体を豪語していたメーカー。メガCDソフト最終作の栄冠こそ、コンパイルに奪われたが一応看板に偽りはなかった。一つのソフトを完成させるまでに時間がかかるのだが、出すソフトの技術力・完成度の高さに対して、残念なことにいまひとつユーザーサイドに立ったソフト作りをしているようには思えず、故に筆者らの間ではあまり良い評価を受けたことがない。もう少し、なんとかならんのだろうか、もったいない。
 最近では、買収先を探しているという情報や、既に買収が近いという情報が飛び交っているが、いずれにせよ未確認でハッキリしない。筆者にとっては、おもしろいゲームを出していたソフトハウスとは言い難いが、この様な噂が聞こえてくると、一抹の寂しさを感じてしまう。プレステ2にしろXBOXにしろ、ある規格の元で作られたハードが業界を占有してしまったら、そこにあるのは熱的死以外は有り得ない。それ同じで、ソフトハウスもその数が減れば減るほど、多彩で楽しめるゲームが出てくる確率は低くなるのだ。〈新〉
 沈むとわかっている戦艦の船出を見送る気分。メガCDとともに沈むのか、それとも…。某雑誌に求人を出していたが、遅すぎるのではないだろうか。〈藤〉
 RDは面白かった。LUNARは遊べた。ゆみみは素晴らしかった。シルフィードは熱かった。LUNAR2…許そう。…なぜ「うる星」なのだぁ!納得いかーん!〈殺〉
 悪気はないんだけど、正直言って、移植物の方が面白い気がするの…………。〈出〉
 仏は作るが魂を入れないメーカー。〈3〉
 以前は技術をウリに魅力ある新作を発表していたが、既存タイトルの移植や続編ばかりに走ったため急速に魅力がなくなった会社。大丈夫かな?〈介〉

ゲームかいはつしゃ【ゲーム開発者】〔用語〕
 ゲームを創り出すことが、何よりも好きな奴のこと。プロかアマか、技量があるかないか等という些細なことは、この場合一切無視してよい。逆に、『すばらしい技量』を持ち得ていても、今までに『数々の名作』を作っていたとしても、ゲームを作ることが何よりも好きでない連中は、『ゲーム開発者』ではない。〈新〉
 始終「○ニンヌキシタッスヨ」「○○ニモエモエッスヨ」といった呪文を唱えている人間が多いので、どうやら祈祷師の一種と推測されている。〈へ〉

ゲームギア【GAME GEAR】〔関連機器〕
 任天堂ゲームボーイの大ヒットに目を付け、セガお得意の後追い政策により、90年10月6日発売されたハンディゲーム機。カラー液晶画面を採用することによって、ゲームボーイとの差別化を計っている。但し、カラー液晶の裏に薄膜蛍光管が必要になり、これが猛烈に電気を食うので、アルカリ電池6本でも3〜4時間しか作動しない。専用のリチャージブルバッテリーでも同程度。
 コストを下げるため、もちろんTFT液晶なんぞ使っておらず、反応時間の遅い安物のカラー液晶を使用している。アクションやシューティングゲームをプレイするとわかるが、残像が残りまくるのでとてつもなく目が疲れる。『ソニック』なんぞやった日にゃ、視力低下は必至だろう。ハードの中身は、マーク3/マスターシステムに非常に良く似ているらしい。その証拠に、海外のマスターシステム用ソフトが、簡単なアダプターを通すだけで動いてしまう。用済みになったマスターシステムの開発器材をリサイクルさせる意味もあったのだろうか?
 別売りのチューナーを接続するとTVとして使用できるのも、カラー液晶を使っているがゆえ。TVとして見るぶんには液晶の低性能もそれ程気にならない。中途半端なハードなので早々に沈没するとも思われたが、液晶TVにゲームの機能がおまけで付いてると考えるユーザーが増えたのか、あくまで液晶TVの機能をメインとして程々に売れているようだ(93年は『ぷよぷよ』やソフト同梱パックの援護もあり、堅調な販売を続けた)。ソフトの方は『アーリエル』『シャダムクルセイダー』など、ハードの性質を考えている作品もあるが、むちゃくちゃなものの方がかなり多い。『ベアナックル2』なんてどうするつもりだよ(苦笑)。
 なお、スペックは次の通りである。
 画面サイズ3.2インチ
 CPUZ80A(3.58MHz)
 RAM8Kbytes(ワーク)
 16Kbytes(ビデオ)
 液晶バックライトTN
 画面解像度160×146
 色数4096色中32色
 音源PSG3音
 ノイズ1音
 カートリッジに音源を持つことも可能
 〈顎〉
 シャイニングフォース外伝だけのために買ったようなもの。二十分もやってりゃおのずと首が疲れて自動的に休息が取れる。割切ることが大切なゲーム機器。台湾で製造されているからかどうかはわからないが粗悪品が多い。幸い、自分のはそれを免れているが、買うときはそれが一番気掛かりであったことは言うまでもない。意外にも地方では結構売れているらしい?〈介〉
 深く静かに潜行中なポータブルゲーム機。ベッドに横になりながら使用可能なために重宝する。〈藤〉
 セガの携帯用ゲーム機。液晶の改善とコンパクト化を進めれば、今でも十分遊べるゲーム機だと思うのだが…。ちなみにオイラのゲームギアは赤地に白く「マジックナイトレイアース」と言う文字と『モコナ』が描いてある。ちょっと携帯するのが恥ずかしい(苦笑)。ちなみに、何故かパワーランプの点灯が、信濃路のラブホテルのごとく必要以上に燦然と光っていて目に眩しい。〈へ〉
 オレのゲームギア、液晶の品質最悪〜っ。SF外伝シリーズのために買った様なもんだな。〈介〉

ゲームシステム【game system】〔用語〕
 あるメーカーの営業の方と『ゲーム・システム』について話す機会があった。ところが、先方は『ゲームの操作系』の事を『システム』と呼び、筆者は『ゲームのプログラム系』の事を『システム』と言っていたためにお互い何が何だか分からないまま別れてしまった。〈新〉
 著作権の無法地帯。R・ウッドヘッド氏やL・ブリティッシュ氏(本名知らない)が著作権を言い出したら日本のRPGは9割がた全滅するだろう。そうなっても良いような気もするが。〈藤〉
 シューティングにおいては、Bボタンが攻撃ボタンであること。〈介〉
 RPGにおいては、Bボタンがキャンセルであること。〈出〉
 ボタンを押すこと。〈へ〉

ゲームせい【ゲーム性】〔用語〕
 これを追求したと言うゲームに限って、ゲーム性がない。〈新〉
 あればあるほど難しい。〈殺〉
 我々が生活する日常にも希薄に存在すると思われている。エーテルやフロギストンと同じ物であろう。ゲームのパッケージ等にもよく記載されているが、作っている側が「これは面白いですよ」と言っているゲームにろくなものはない。〈藤〉
 難しく言えば難しいが、簡単に言えば、どれだけ熱中できるかと言う性質のこと。また、代償行為としての性質もあるだろう。かなり主観的な概念故に、議論するとだんだん訳が分からなくなる。ただ、はっきり言えるのは、日本では、「異性に対する行為」にゲーム性を求めているソフトが多いと言うこと。と言うことは……いかん!このままでは、どんどん人口が減ってしまうぞ、橋本くん。〈へ〉
 さて?、この本が出る頃には、ハーちゃんはいるのかしら?〈あ〉
 お前、ハーちゃんってよ……一国の首相を……(笑)。〈す〉
 ゲームでできた星のこと。〈3〉

ゲームセンター【game center】〔関連〕
 家庭用TVゲームの宣伝場。金を払えばお試しプレイが出来る。〈へ〉
 楽そうに見えるが、メンテナンスや金庫・売り上げ統計などやるべき仕事は多いのだ。もっと店員はしっかりすべきだと思うぞ。〈藤〉
 最近は「アミューズメントスペース」と言い方を業界が推奨し、健全なイメージを定着させるべく外見を奇麗に装っているが、置いてあるゲームはどんどんつまらなくなっていく一方。サラリーマンがいくらでも金をつぎ込んでくれるからねぇ。現在ではもっぱら「対戦ゲームプレイヤー生産所」。そういった意味では、セガって頑張ってると思う。大型筐体だけだけど。〈顎〉
 12歳未満はぜひ立入禁止にして欲しいよ。来てもロクな事しないし、マナー悪いし。親の顔が見たいわ。〈出〉

ゲームデザイナー【game designer】〔用語〕
 文字通りゲームをデザインする人。何処までがゲームデザインというのかはわかんない。〈へ〉
 こいつが頑張ると、面白くないゲームになる。〈新〉
 これ専門という奴を、私は信用してない。せめてプログラム・グラフィック・音楽・営業のどれかをこなしながらやって頂きたい。〈藤〉
 ゲーム業界で、もっとも眉ツバな職業。ゲーム制作に関る事柄全てに、程々に精通した優秀な人物に与えられるべきなのだろうが、一時期、一部の似非ゲームデザイナーが幅をきかせたせいで、この職名のイメージは極端に悪くなっている。現在では、自らこう名乗る奴はよっぽどおめでたい奴しかいない。〈顎〉
 開発作業に携わる全ての人がこう呼ばれるべきなのでは?もちろん、企画と開発がごっちゃに行なわれるというのは原始的かもしれないが…理想だ。〈殺〉
 だから、みんな墓穴は掘らない方が‥‥‥。〈出〉
 ゲームでザイナーな奴の事。〈3〉

ゲームてんごく【ゲーム天国】〔SSソフト〕
 ゲームセンターでポチポチとプレイしていて、割と気に入っていたのでサターンへの移植は嬉しいものであり、また不安でもあった。特に、友人らから仕入れる情報のほとんどが『声優』とインターミッションのデモに終始していて、肝心の内容については発売直前まで詳らかにならなかったからである。しかし、蓋を開けてみたら、どうだろう。今まで『声優』ものはなるべく避けるようにしていたが、これは面白い。追加された面も、何かのトラウマを見るようで最高。中間デモもイっちゃってる。サターンでは屈指の完成度も見逃せない。これで移植モノじゃなかったら……〈新〉
 これ、すんごく熱いです。加えてアレンジモードが凄すぎる。ここまでするかと言わざるを得ない随所の芸の細かさが笑いを誘う。シューティングの演出に一本取られることもあれば、インターミッション中の超天才ジーニアス山田と助手の加藤&中村の押し問答が面白くてイチオシです。極楽パックのアニメーションではジーニアス山田はまさに変態そのまま。使うキャラとして基本的には『ぶたさん』でお馴染みのピグがお気に入りだが、チト難しい。「情けは人の為ならず」〈介〉
 良い意味でのサービス精神旺盛なシューティングゲーム。初心者へのサービスも忘れていない。また開発者のゲームに対する熱き思いが感じられ、文字どうりのゲーム天国。声優がいなくても面白い。この調子でオリジナルゲームでも作ってくれると尚良いが…。〈へ〉
 ……なんで、みんな私の方を見るのよ。〈出〉
 姉だし。〈3〉
 妹に冷たいし。〈す〉
 いじわるだし。〈曽〉

ゲームとしょかん【ゲーム図書館】〔システム〕
 一九九〇年11月3日、実に予定より半年以上遅れてスタートした、家庭用初の通信回線利用の情報・ゲーム供給システム。このシステム使用の際には、まずショップで一二八〇〇円の『ゲーム図書館セット』を購入して、MDにメガモデムと『ゲーム図書館カートリッジ』を繋げなければならない。さらに、月八百円の使用料を払うことによって、ゲーム図書館にストックされているソフトやニュースをダウンロードして遊ぶ(読む)ことができる。会費を払わなくても、「セガネットニュース」とゲームが1本だけはダウンロード可能。毎月最終週の水曜日に新しいゲームとニュースが供給されるようになっていた。
 ことゲーム図書館に関しては、今後の通信ネットワークの盛り上りを見越し、その積極利用を考えた先見性はよかったのだが、まあやはりセガらしくヌケている訳だ。「パソコン通信は金がかかる」という前提を、ユーザー対象を低年齢層まで広げるため、あえて無視している節がある。マーケットの絞りこめていない商売は、ずば抜けた魅力がない限り必ずと言っていいほど失敗する。実際ゲーム図書館で提供される「最新情報」は、とうに雑誌などで発表されている擦り切れた情報。月二本供給と宣言していたゲームもやがて滞るようになる。当然のように、ずるずると悪循環に陥っていった。モデム自体は全二重なので相方向なのだが、『ゲーム図書館』というシステム自体が一方通行同然で、パソコン通信のようにユーザーの側から盛り上げることもできない。低年齢層もターゲットにした手前、思い切った方策も取れないまま、九三年2月28日をもって休館(MD2に拡張端子が付いていない事を考えると事実上廃館)となった。
 いうまでもないが、見切り発進と開館後のセガのいいかげんな運営が、このような結果を産んだのはおわかりだろう。CMも打たず、内容の改善もせずにユーザーが増えるのを待つというのは、あまりにも虫が良すぎやしないだろうか?もっとも、「ゲーム供給メディア」として使用したこと自体が失敗だと思うが…。
 念のため断っておくが、ゲーム図書館にライブラリとしてプールされているゲームは、質の高さにおいてセガの市販ゲームを上回っている。原因は容易に推測できる。使用できるRAM容量が非常に限られているため、おのずとアイデア勝負のゲームを作らなければならない。また、セールスを気にする必要がないから、奇抜な作品でバクチを打つこともできる。さらに、(ユーザーにとっては甚だ迷惑だが)納期がそんなにうるさくなかったことも、面白い作品を産む土壌になっているだろう。もし販売作品として『アウォーグ』や『16t』を企画しても、営業に一蹴されるのがオチ。閉鎖に伴って、これらの傑作ソフトに日の目を見せないのはあまりにも大きな損失と言え、筆者達は強くCD―ROM化を望んでいたが、約一年たった九四年2月、これらの作品は二本に分けて『ゲームのかんずめ』の名前で市販化された。〈顎〉
 ソニック2で結局ごまかしたつもりらしい。ユーザーもごまかされたらしい。〈へ〉

ゲームとしょかんカートリッジ【ゲーム図書館カートリッジ】〔MDソフト〕
 『ゲーム図書館』のホストシステムとMDを電話回線を通して接続するための通信ソフトと、ダウンロードしてきたデータを一時的に溜めておくためのバッファRAMが入っているカートリッジ。第一水準漢字も入っている。バッファRAMの容量は256キロビット以上512キロビット未満程度と思われる。一応バッテリーによってバックアップされているが、保持されるのはID、パスワード、電話番号だけで、肝心のダウンロードしてきたデータはMDの電源を落とすと消えてしまう。ゲーム図書館が閉鎖してしまった今、メガモデム以上にガラクタ同然である。〈顎〉

ゲームのかんづめ【ゲームのかんづめ】〔MDソフト〕
 『ゲーム図書館』に所蔵されていたゲームを、まとめたもの。何故2枚に分割して収録しなければならなかったのかよく分からないが、セガにも一応ユーザーからの声を聞くだけの器量があったるという類希なる例として今後長く語り継がれるであろう。収録されたゲームは各々独立した項目となっているので、それぞれの項を参照にされたい。〈新〉
 林原めぐみが唸る。ゲームをしてねと言っている。でも、…「Aボタンじゃなーいの。Bボタンじゃなーいの。Cボタンじゃなーいの。あ、3ボタンパッド使っているぅー。」…ほっとけ!と言っているわたしはまだ買っていないのでした。でも、これは絶対買います!〈介〉
 流石に「リセットボタンじゃないのー」とか「電源スイッチじゃないのー」「ボリュームレベルじゃないのー」まではなかった。でも、あったら恐い…〈へ〉

ゲームマニアとゲームヲタク【ゲームマニアとゲームヲタク】〔関連〕
 基本的に同じものであると考えてよい。違いは見て取れるが、せいぜい○○敏と○○潜程度の違いである。〈新〉
 送風機と扇風機である。その心は、どちらもゲームのファンであります。〈へ〉
 山田くん、座布団全部持っていっていいよ。〈出〉

ゲームよくはせいよくをこえる【ゲーム欲は性欲を越える】〔関連〕
 若さの喪失。〈へ〉
 満ち足りた者の詭弁。〈新〉
 『人形使い』というパソコンソフトがある。内容はスト2ライクで、勝つと対戦相手のハダカが見れるという、あまりにもありがちなタイプだが、ゲーム自体がやけによくできていてホントに面白い。そのうちハダカを見せてくれるシーンがうざったくなり、「ゲームだけやらせてくれ!」と言い出す始末。その時誰かが一言。「ゲーム欲は性欲を越えるなぁ」。夫婦生活そっちのけでドラクエやFFにハマる人もいるくらいだから、この発言はそのとおりだと思う。いや、それどころか、寝食を惜しんでプレイすることもあるから、人間の三大欲求全てをも陵駕してるぞ。〈顎〉

ゲームライター【game writer】〔用語〕
 ここでは、ゲームの攻略・紹介などをはじめとした各種記事を執筆する人のこと。単に「ライター」と呼ぶ場合が多い。かつては文才の無さを紙面全体に満ち溢れさせていたゲームライターであるが、最近は彼らですら紹介するに困難なゲームが増えたためか、それともゲームに対する向上心すら失ったのか、ますますナイスでグーな文章が楽しめるようになった。およそ一世紀後の日本語はあの様な言語になると推測されるが旧タイプの言語中枢を装備している人間には内容の把握が困難な場合が多い。また、最近では新たなる様式が開発されたのか、一瞥するだけで平衡感覚が失われるようなレイアウトを行っているゲーム関連雑誌も生まれつつある。一部ではロシア宇宙飛行士達の極限状態での耐久訓練に使えるのではないだろうかと思える程の完成度を誇るモノすら認められる。ゲームライターに必要なのはゲームをプレイする腕ではなく、ゲームを見る眼、読む人間に対してそれを伝えるための努力ではないだろうと思うのだが……。
 もっとも、今、そんな眼を持って、最近のゲームの姿を伝えることに尽力した日には開発会社側から無数のクレームが付いて一発でクビになること確実である。それ故に、当たり障りのない評価を、当たり障りのない文章で書き、適当に提灯記事をでっち上げられる図太さと狡猾さを持った者がゲームライターのメインストリームになってしまうのではないかと危惧しているが、まあ、そんな事をしていれば、開発会社もゲームライターもいずれ自らの首を絞める事になるのだから、放っておいた方がいいだろう。
 生き残るべき開発者もゲームライターも、死神のリストの中には乗っていないのだから。〈新〉

ゲシュタルト【Gestalt】〔謎〕
 洋菓子であるタルトの一種。ときどき崩壊する。〈新〉

けずり【削り・ケズリ】〔関連〕
 対戦格闘ゲームにおいて必殺技をガードした場合、若干体力が減らされることからついた名称。攻撃判定が出続ける技などを転ばせた相手に重ねる・というのが一般的な使用方法。〈藤〉
 講義をサボったときに限って行われる抜打ち試験の事。単位が確実に削られていく。〈新〉

ゲッターロボ【Getter ROBO】〔アニメ〕
(『ゲッターロボ!』の節で)
ガン ガン ガン ガン
若い男女が 真っ赤に燃えて
ゲッタースパーク 空高く
見たか合体 ゲッターロボだ
ガッツ ガッツ ゲッターガッツ
男女の心が 一つになれば
一つの正義は 百万パワー
悪を許すな ゲッターパンチ
ゲット ゲット ゲッター ゲッターロボ

ガン ガン ガン ガン
若い男女が 一直線に
ゲッターチェンジ ぶちかませ
見たか変幻 ゲッターロボだ
ガッツ ガッツ ゲッターガッツ
男女の心が 一つになれば
一つの遊戯は 百万パワー
悪を倒すぞ ゲッタードリル
ゲット ゲット ゲッター ゲッターロボ

ガン ガン ガン ガン
若い男女が 虹を描き
ゲッターフライト どこまでも
見たか無敵の ゲッターロボだ
ガッツ ガッツ ゲッターガッツ
男女の心が 一つになれば
一つの理想は 百万パワー
悪を滅ぼせ ゲッタービーム
ゲット ゲット ゲッター ゲッターロボ
〈へ〉

ゲット【Get】〔用語〕
 『得る』と言う意味のある言葉。主に、ポケモンでは『ピカチュー』、東京のホテルでは『○大中』や『許○中』、電線マンではスズメが『ちゅちゅんがちゅー』とゲットされる。〈へ〉
 だ〜!そっち系のネタは本当に危険だから止めろ〜ッ!〈新〉
 伏せ字にしてみました。〈編〉

ケルン【ケルン】〔キャラ〕
 『パネルティア・ストーリー』に登場。虚数的に破断された四次時空間を認識し、任意に制御することによって破断された空間の再結合や修復を可能とする稀有な能力を持った地球人少年。高次時空監察局所属の次元平衡管理官$*ンキェ@#によってその能力を確認・覚醒され、非ユークリッド時空##@%#$の破断平行空間の修復に寄与した。
 しかし、種属としての自力航宙能力を持たず、また知性ランクもD以下である地球人類がこの種の能力を自覚して行使することは、高次時空監察局にとっても第二種脅威として分類されるために、連続時空面の修復が終了した後、記憶と能力を封印された。この記憶調整の影響によってか、これ以降ケルン少年には、郵便配達を行う際に二度ドアベルを鳴らすという奇妙な習癖がついたと言われている。〈新〉

ケン【ケン】〔キャラ〕
 『シャイニング・フォース』、馬軍団の一人。ショタコン人間御用達にしたかったらしい。育てても防御力が大して上がらないために使い物にならない。〈新〉
 強くてやわい。〈へ〉

ケン・イシイ【ケン・イシイ】〔人名〕
 二十世紀末に活躍した作曲家。念仏の題目をポップス風にアレンジする作曲技法を確立する。一般に、ケン・イシイ氏の曲に適度の抑揚が生まれ、ドラッグミュージックから脱却した瞬間に、弥勒菩薩が降臨すると言われている。〈新〉

げんかい【限界】〔用語〕
 限界は人間である以上、また人間が作り出したものである以上、常に立ちはだかる。だから、限界から無限を引き出せる人間は敬意を払われ、限界を越えた挑戦には常に感動が付きまとうのは当然の事。〈へ〉
 九州の荒海をさしてこう言う。〈新〉

けんこうランド【健康ランド】〔施設・地名〕
 『ドラゴンマスター・シルク』に登場。ダンジョン内に設置された謎の娯楽施設。勇者共に負けたモンスターがここで疲れを癒していくのであろうか?
 OPも入浴シーンから始まったので、入浴シーンを予想(期待?)していたら、別の方向で一発かまされた。しまった!(笑)。そうきたか!〈新〉

げんこうしっぴつしょうがいしょうこうぐん【原稿執筆障害症候群】〔病名〕
 Manuscript writing inability syndrome (MAWIS) 。別名、『原稿書けない病』。締め切りが近づくと、原稿が描けなくなる奇病。一般に締め切りが迫るに連れて症状が悪化し、締め切りを過ぎると快癒する。ゲームやドライブなどの対症療法で症状が軽減される場合もあるが、大抵の場合、これらによっても症状は悪化する。現在のところ原因は不明だが、完治は難しい。この状態で放置すると、『未完成症候群』に陥る事もある。〈新〉

げんざいきかくちゅうです【現在企画中です】〔用語〕
 「たぶん出ません」の意味。〈藤〉

げんじつとうひ【現実逃避】〔用語〕
 セガの日本市場における態度。〈新〉
 この原稿を書いている私たちの行動。〈へ〉
 ひとヤマ過ぎるごとにむさぼるようにゲームをプレイすること。〈介〉

げんていばん【限定版】〔用語〕
 筆者に何を書けと?。〈新〉
 思った通りの事を。〈へ〉
 そうそう、包み隠さず、全部ね(笑)。〈す〉

けんとし【ケント紙】〔用語〕
 アメリカ人のケントさんが主成分の紙。〈へ〉

けんとまほう【剣と魔法】〔関連〕
 一九五〇年代にディ・キャンプによって発見された一種の放射性物質。それまでのエネルギー源と比較して、手軽に大量のエネルギーを得ることが出来たことから使用量が爆発的に増大したが、その結果、得られるエネルギーの質が低下し、更に安易な使用の影響で「剣と魔法」の後遺症に悩む人々もまた増加した。この物質は一九七九年にP・K・ディックによって批判されたことから、半減期は二十五年以上三十年以下と推測されている。日本では一九八〇年代中ごろに発見され、使用量が増加するとと共に、その被害も拡大。一九九八年現在「剣と魔法」は飽和状態に達しつつあるが、しかし、半減期に達するまでは、少なくとも後数年の月日を必要とすると思われる。〈新〉

けんぽう【憲法】〔謎〕
 日本国憲法では北斗神拳・南斗聖拳・元斗皇拳の三拳分立をうたっている。〈新〉
 コンシューマーマシンでも状況は似たようなもので、SFC・PC・MDとあるが、最後の奴は実力はあっても影が薄い。〈3〉
 問:憲法で定められた国民の三大義務とは?
 答:食う義務、寝る義務、遊ぶ義務。〈へ〉