東野圭吾「秘密」徹底書評 手紙を出す

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東野圭吾「秘密」徹底書評

「良い本は売れない」の逆「売れた本はロクでも無い」の実例が身近で成り立つかを体験レポートします。

1.ネタバレ無しの説明

 一介のサラリーマンが主人公。彼は事故で妻と娘を失う(オビにも書いてあるのでネタバレとは言わないでね)のだが、奇跡が起きる。だが、奇跡は彼らに幸せのみをもたらしたのでは無かった−−。
 という事で、マナーもあるので内容の説明はこんなものでスミマセン。ともあれ、

2.オビ

 「週刊文春」ミステリーベストテン第3位
 つまり、文春はこれより面白いミステリーは2作品しか無ぇと断言しやがった。あんたらアホか? そもそも根本的にこの話のどこがミステリーなんだか。
 「本の雑誌」が選ぶミステリーベストテン第1位
 つまり(以下同様)
 「このミステリーが凄い」第9位
 つまり(以下同様)
 日本の文芸界も知れたもんですなぁ。ほほほ。

 あまりにもブラボーなので、読者からのコメントらしきものも無断転載。
・”「自分」というものの大切さについてしみじみ考えさせられた”(会社員・女・26歳)<<おいおい、そういう話じゃ無いだろう。あるいは君、普段「自分」とは何かって考えないのかい?
・”最後の数頁で何が「秘密」なのかが分かって心が震えました。(主婦・32歳)<<あんたもマジソン橋症候群の一人かね。要はやっぱり浮気だったってことがバレただけじゃねーか。それをお涙頂戴で正当化ってだけだよ。
・”平介と直子の葛藤がせつなくて、何度も涙が出ました。”(会社員・女・29歳)<<浮気者の馬鹿主婦とストーカー夫の何に涙してんだよ。死ね!
・”ラストシーンは父親になっていない私でも共感する物があった。”(学生・男・21歳)<<お前、ラストシーンだけ読んだだろう。バレバレ。
・”途中からアルジャーノン的な感動がありました。”(会社員・男・22歳)<<ダニエル=キイスに失礼だよ、あんた。筏漕いで謝罪に行け。
・”妻に対する愛が満ちていてとても感動した。読みながら途中何度も涙した”(会社員・男・47歳)<<涙腺が緩いんじゃないの? 途中に泣けるシーンって無いじゃない。
・”忘れえずして忘れることの悲しみを、連綿と綴ったラブストーリーの極致”(会社員・男・49歳)<<はいはい、これをラブストーリーと感じちゃう間抜けなおじさんはもうちょっと少女漫画とか色々読みなさい。普段風俗情報雑誌しか読まないとこういう駄目な大人になっちゃうぞ。
・”ラストシーンをどう読めば良いのか、今も心が揺れています”(主婦・35歳)<<浮気を許したせいで一度に妻と娘を失う哀れな男の姿以外の何だと言うのか。つーか、このラストって難しくないですよ。ああ、もしかして漢字が読めなかったんだね。心が揺れる前に辞書を引くといいよ。
・”感動した!こんな気持ちを味わいたくて、駄作にあたっても読書はやめられない。”(自由業・男・30歳)<<つーか、これが駄作。まぁ、乱読多読する人にありがちな判断力低下だね。

3.怒りの源泉

 これが売れてない本だったら別にそうでもないのだが、ベストセラーですよ。しかも読んだ人が誉めてる。やはり日本の教育は間違っていた事の証明ですな。「この時主人公はどう思ったのか、次の選択肢から選べ」な国語教育を受けた人間が喜びそうな内容だこと。 しかも今度ヒロスエで映画化とかほざいているじゃありませんか。こんな駄作を映画化してるから日本映画は衰退してしまったんじゃないかねぇ。

 主婦の若返り願望と浮気願望を満たすだけの話だもんなぁ。いやもう、みのもんた風に聞いちゃうよ。「あなた、本当に浮気したいの?」

 「娘の為に」っていうシーンが全て嘘なんだもんな。騙されたお父さんも甘いですが、騙す方も牝狐。こういった女性の汚さを許しているから逆にセクハラが無くならないんだよね。奇麗事ってのは厳しくて息が詰まるもんだよ。でもそれが社会秩序なんだが、おこちゃまには分からないんろうね。

4.まとめ

 久しぶりに凄い駄作を読ませて頂きまして感動しています。所謂デスクリ級の感動です。つーか、万一人間が滅びちゃった後にこんな物が文化遺産として残ると日本の恥、人類の恥ですので国連で焚書の決議をする事をお勧めします。

俺のガッカリ度1000%
 出版社の皆さん、紙資源の無駄なので、もっと本は選んで作ってください。つーか、文芸春秋社の社員のクソ共、死ねって気分。お前くらいの会社ならもっと良い作品を世に出せるだろうに、手ぇ抜きやがって。