la fillette revolutionnaire(ち、フランス語の記述方法がわからん)

少女革命ウテナ

ニセさいとうちほ
知ってて欲しい僕たちのこと

天上ウテナ
 ある日、空かどっかから墜落死したが生きていた。薔薇の花嫁の
 旦那と言い張っている。字(あざな)はビッグファイヤー。デュエリストNo.1。
 デュエル王?

姫宮アンシー
 墜落して来たウテナと出会い、そのままエンゲージ。その前の事はよく
 覚えていない。結構バカかも知れないです。被デュエリスト。

 ■ 目次 ■

第1話 別に死んでもイイ奴ら!!
第2話 (作成中)





第1話 別に死んでもイイ奴ら!!

ノーベル漫画賞ノミネート候補作品

 民主主義がその限界を露呈しつつある今、
 人々は新しい政治体制を望んでいる−。
 大いなる千年王国。
 少女なら誰もが夢見た愛と徳による絶対運命。
 今、歴史的実験が一組のレズ・カップルによって進められようとしていた。

 少女たちの理想郷、その名も……「少女革命ウテナ」

姫宮「何が『少女革命』だ!! そんな事、少しでも世界を変えてから言え!」
天上「アンシー……。わしらが何故革命出来ないかと言うと……何かの陰謀じゃよ!!」
姫宮「ハッピーな生き様晒してるんじゃねぇ! お前がこの寮に住み着いてからボクの生活はどうなった!? この部屋は既にチュチュの散歩経路からも外されてんだぞ!! 前世紀の遺物、ハンセン氏病の隔離病棟かよ!」
天上「フッ…あんぽんたん……。世界を革命する力は『世界の果て』に託された大事業なのじゃよー。カッコイイ肉体を持つわしら二人に」
姫宮「……」
天上「お前は薔薇の花嫁。例え二人離れ離れになってもわしは世界を変えるのじゃよー」
姫宮「……」
天上「あと、わしは王子様に憧れる故に王子様になっているのじゃ」
姫宮「もういい死ね!!」
天上「た、助けてえ…」
姫宮「革命だとかそんなもんぼくは知らん。ぼくはただ一度だけでも花嫁になってみたかっただけだぁ!!」
天上「ご、ごめんなさい。とにかく早く許すのじゃよー。実は今日はお前にあげたいビッグアイテムがあるのじゃよー」
姫宮「……なにぃ?」
天上「はい、『世界の果て』からの手紙」
姫宮「…また…寝言みたいなポエムなんかいらん!」
天上「フッ…ところがこいつは、世界を革命するためのテクニックが満載の必須アイテムじゃよ!」
姫宮「何だってえー!?」
天上「その上、これにはカシラ・カシラ星人の大幸運パワーもたっぷりこもっている……。これを読めば世界を革命すること風の如し!!」
姫宮「どういう意味だ? 第一お前……、それ貰ったお前が何で世界を革命出来て無いんだ?」
天上「…………………………………………………………………………?」
姫宮「無責任にわからねえんじゃねぇ!!」
天上「うう…、とにかく一度革命してみるのじゃよ〜。わし自らが『世界の果て』の魔力を試してみせるのじゃよー」
姫宮「……まあ、いいだろう。だが、お前が失敗したときは天上ウテナに国家的災難をもたらすからな!」
天上「合点承知」

 (王子接近)

姫宮「うわあ、高エネルギー体!! ありゃ駄目だ。人類と別進化したようなお前じゃ無理だ。ダーウィンが見つけたんだろ、お前?」
天上「……忘れた」
姫宮「そりゃ、もしお前などがあの王子様とうまくいくなら、ぼくは『世界の果て』の魔力を永遠に信じつづけるが……。いや、ぼくが死んでも語り継がれるだろう……」
天上「そうなんじゃよねー。それでは早速第28決闘。『落とし物を相手に拾わせている隙に薔薇を散らせ』とある」
姫宮「王子様が拾えばそのまま恋のきっかけ……。……これか『そしてお礼とか言って世界にいろんな革命をしてみたい。早く世界中に落とし物をしたいニャー』ぼく帰っちゃ駄目か?」
天上「まあ見ておれー。グッドラック!」
姫宮「自分で言うな」
天上「既に何かが変だ」
王子「……」
姫宮「あ、落とし物を無視……」
天上「あんの野郎ー!」
姫宮「……ヤバイ気配。全然拾う気が無さそうだ」
天上「や、やったるでー! ガンガン落としたるでえ!!」
ナポレオン「恐れるな、ウテナ。勇気を以って目前の世界を革命せよ! 余は必ずや君を太陽の輝く沃野に導く!!」
天上「くっ……、ナポレオン君……。チェストー!! GO!! ……拾う者無し?」

警官「おい、何してんだお前?」
天上「ち、違う……ちょっと落として……」
姫宮「ウテナ様ーッ!」
天上「違うのじゃよー。コレは何かの巨大な陰謀じゃよー! こら、世界くらい革命させるのじゃよー!! 少女として世界の革命を要求するー!」
警官「駄目だ」
天上「何故ぇ! ちがう、違うんじゃー」
警官「ああっ、逃がすな!」
姫宮「ウテナ様ー!」

 半月後。なんだか帰ってきた天上ウテナ。
 手紙を返す姫宮アンシー。

 第1話 おわり
ちなみに、こんな話ではありません。間違えました。