03/29

お題目:亜生命戦争異聞#18
 うう、久方振りの更新であります。サイト内のコンテンツは色々追加されたりしているのですが、やっぱりここにハッキリ書かないと色々分かりにくいのは確かですよね。滑る
 では、まずは亜生命戦争異聞の十八回目です。作者は個人的にダンツ委員のファンです(笑)。


 ロブの研究室の前まで言った古池達だったが、ロブに合うことは出来なかった。
 研究室にはフレディだけが居て、ロブはおろか他の研究員も全員不在という世にも珍しい状態になっていた。
 ここ一週間程、報告書提出のために無理をしていたロブだったが、提出直後に罹(かか)った風邪がタチの悪いものだったらしく、研究員に次々と感染(うつ)っていき、今は研究室全体が開店休業の状態となってしまっていたのだ。
 1人で研究室に残っていたフレディにしても、父の研究室を守っていた訳ではなく、自宅でうなされているロブから風邪を貰わないように避難しているだけ。今は家には戻らず、研究室の方に寝泊まりしているらしい。
 古池は仕方無しにフレディに資料と試作した量子電池を渡す。楊も、またフレディに研究室から運んできた本を渡す。
 どうやら、古池がロブから借りて、そのまま忘れてしまったものらしい。
 フレディはこれから用事が在るらしく、古池たちから受け取った本や資料を研究室のロッカーの中に納めて礼を言うと、コートを羽織って行ってしまった。
 ロブの長話に付き合わされるつもりで来たのに、ものの数分で用事が終わってしまった。
 すっかり拍子抜けしてしまった古池と楊(ヤン)は顔を見合わせた。
「コーヒーでも飲んで行くか?」
 楊は『ぷぅ』と溜息をつくと、古池の肩を持って『回れ右』をさせると背中を押した。
「さあ、帰った帰った。仕事はまだ山ほどある筈ですよ。」
「うぃうぃ。」
 古池はノロノロと歩き出す。
 ときどき古池は、研究室の室長は自分ではなくて楊なのではないんだろうか、と思うことがある。
 ある意味それは研究室の状態を正確に表してはいた。
 研究そのものは大好きだが論文や事務処理といった書類仕事が大嫌いな古池と、優秀とは言い難い上に、どこかしらズレている研究員。
 そんな癖のある連中を見事に束ね挙げているのは、古池ならぬ楊である事は、研究室の誰もが認める事実だ。
 もし楊がいなかったとしたら、古池は自前の研究室を維持できずに、結局どこか別の研究室の部屋住みの様な形に落ち着いていた事だろう。
 研究室の前まで戻ってきた古池だったが、扉に手をかけてから肝心な事を思い出した。
 振り向いて楊の方を見ようとしたが、楊はそれに気がつかなかったのか古池にぶつかってきた。
「す、すみません。」
 慌てて謝る楊。珍しいこともあるものだ。
 古池は手振りだけで気にしなくていいと伝えると肝心の要件を口にした。
「そういえば、出張の件なんだけど、書類とかどうなってたっけ?軌道行きの。」
「ああ、申請書類ですね。古池博士(せんせい)自身が揃えなきゃいけないところ以外は、全部揃ってますよ。」
 楊はちょっと考えてからそう答えると、先に研究室に入って行く。
 机に戻った古池に、楊はすぐ数枚の書類を差し出してきた。
「これで全部です。パスポート類は古池博士(せんせい)に出してもらわないといけないし、書類の申請そのものも自分でやらなきゃなりませんけど、必要なものはこれでほとんど揃っている筈です。」
 書類を見ると、確かに本人が書かなければならない部分以外は綺麗に清書されている。
 古池は端末から予定表を呼び出す。
 ロブに頼まれた量子電池と報告書の件を別にすれば、年末から来春の委員会総会までは特にこれと行った予定は無い。
 軌道への出張は、準備の為の期間も入れると一カ月以上掛かる大仕事だが、これに充てるには丁度良い。
 楊を呼んで予定の確認をした古池は、その日一杯かけて書類の空欄を埋めた。

 その後、どうということも無い野暮用で結局数日を潰してしまった古池だったが、ようやく申請書類の提出にこぎつけた。
 ダンツ委員の執務室の前には、書類束を持った古池と、白いマスクを青い顔に被せたままゲホンクシャンとせき込むロブが倒れそうに突っ立っている。
 ロブは結局この日まで寝込んでいたのだが、フレディを通じて出張の件を伝えたところ、『俺も提出する』と言い出して、風邪を押してやってきたのだ。
「お前は、ときどきホントにいきなりこんな事するよな。」
 乾いた咳に苦しみながら、ロブは呟いた。
「人のこと言えるか?書類提出するだけなら、フレディに任せれば良かったろうに。」
 ロブは古池の言葉に答える代わりに、懐からティッシュを取り出して鼻をかんだ。
「畜生。二十二世紀のご時世に、駅で貰ったポケットティッシュで鼻をかむなんて、科学的すぎて熱が出そうだ。」
「熱くなるなよ。それ以上熱出したら。ただでさえ少ない脳細胞が煮えちまうぞ。」
「うるせぇ。」
 古池は笑って執務室に入った。
 すっかり見慣れてしまった執務室の本のトーチカから出てきたダンツは、やはり白いマスクをしていた。
 ときどき多少湿気った咳をする。
「風邪、ですか?」
 ダンツ委員は古池らに席を勧めると、自分も座る。
「この歳だからね。少しくらい大げさにしとかないと。」
 古池らは早速ダンツに出張のための申請書類を渡した。
 ダンツは一番肝心らしい幾つかの記述をその場で念入りに確かめると、マスクの下で大きく深呼吸した。
「いやはや、間に合って良かったよ。実はね、来年に入ると、定期便の軌道の関係でシャトルが出しにくくなるから早くしろってせっつかれてたんだ。」
 古池は黙ってロブを見た。
 ロブは文字どおり咳き込んであらぬ方を見る。
 ダンツ委員は笑って書類の端を揃えて別の大きな封筒に入れた。
「まぁまぁ、ロブ君だって、わざとそうした訳じゃあるまい。」
 そう言った委員は立ち上がり、後ろに控える大きな本棚から百科事典を一冊取り出し、中に隠してある瓶を取り出した。
「ま、一杯。」
 そう言って二人にグラスを渡す。
 ロブの怪訝そうな顔を見たダンツ委員は瓶を差し出してきた。
 緑色のラベルに、白抜きで大きなヘラジカの絵が印刷されている。古池はそのラベルを読めなかったが、どうやら北欧の酒らしい。
「酒は百薬の長と言うが、元々薬として醸造された酒もある。その中でも、これは私のお気に入りだよ。」
 一口すすると、爽やかなミントの様な香りと喉を焼く熱いアルコール感が同時にやってきた。
 案の定、ロブは喉に来たらしく、むせ返って苦しんでいる。
「この前、本部に行ったとき時、クラーク議長に貰った酒でね。私はこの銘柄が何と言うか分からないんだが、身体には良いそうだ。」
「議長はアルコールだったら何でもいいんじゃないですか?」
 ようやく落ち着いてきたロブが口を挟んだ。
「最近は、酒量を減らしているそうだよ。一日で、ウィスキイーのボトル半分くらいだそうだ。忙しくて、呑む暇がないというのが正直なところだろうけど。」
「うへぇ」
 古池とロブは頭を抱えた。
「ま、何にせよ、これで書類は無事受理されたわけだ。後は、出発を待つばかりだな。」
「ダンツ委員、私らは結局軌道に何を見に行くわけですか?」
 古池の一言に、老委員は口もとに笑みを浮かべてグラスを飲み干す。
「ま、お楽しみというところかな?、私からのささやかなプレゼントと思ってくれて良いよ。」


 久しぶりの更新であります。いや、全然更新らしくないのですが(汗)。MacWorldExpoとかの顛末もさっぱりですし………
 それはそれとして、今回ユーザーズグループブースで、新作ゲーム『あにまちゅろん!』を発表したわけですが、これがまた日本国内の、ではなく海外からのメディアから結構注目を受けたりして嬉しいような悲しいような。
 その中でも特に大きく取り上げてくれたのが、idevgames.com。ここのレポートは、個人的に読むと恥ずかしい位の評価をしてくれてたりして………でも嬉しいので、ここ(笑)(記事の後半、『あにまちゅろん!』の写真が入った近辺の記事です)。
 こうなったら、英語版でもつくるかー!。

●  他にも関わっているあれこれが、大きく展開しそうなので(展開させたくもあるし)非常に面白そうなのですが、これはまた次の更新にでも………。
 しかし、疲れがまだ取れないなぁ〜。困った。
 では、次回の更新をお楽しみに。

Number of hit:26894+14500くらい


03/14

お題目:Mac World Expo
 うう、そういうわけでMac World Expoに向けてゲームを作っているわけですが、とりあえず目を皿のようにして見てくださいませー。うう、まだ終わってないよ。


 お楽しみにー。ぱたり。

 では、次回の更新をお楽しみに。

Number of hit:26431+14500くらい


03/01

お題目:スペースチャンネル5
花粉症
 うらら:    「こちら、うららでーす。いま、東京ビッグサイト外周から生中継です。徹夜組がバカヅラこいて並んでいまーす。」
 プロデューサー:「徹夜組にはAボタンビームだ。」
 うらら:    「うららでーす。いま、コスプレ広場にきていまーす。」
 プロデューサー:「コスプレには、Aボタンビームが有効だ。」
 うらら:    「うららでーす。いま東地区でーす。人がいっぱいならんでいますぅ。」
 プロデューサー:「躊躇するな!Aボタンビームだ!何やってるんだ!撃て!」
 うらら:    「Bボタンで助ける人っていますか?」
 プロデューサー:「その必要は無い。全員Aボタンだ。」


 きょ、教育薄そう………

 では、次回の更新をお楽しみに。

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02/18

お題目:そんなこんなで…
キリキリ…
 前回も書いたとおり、ここ一週間ほど、病人の看病で過ぎ去ってしまいました。

 看病する方も随分と体力を使うわけなのですが、sugichi殿ががんばっているのにちょっと刺激されたりして、そっちこっちをちょこちょこと更新したり不具合を修正したり。
 しかし、肝心のプログラムの方は、長時間パソコンに向かうわけに行かなかったので、ちっとも進まないまま。うう。こんなので、間に合うのかー!!(いや、間に合わせないと後が無い)。

 働いたわけでもないのにヘトヘトになった一週間を埋め合わせるべく、来週はなんとか時間つくって遊びに行くべし。
 あと、実はちょっとづつ溜まりつつある色々(汗)を公開しようか検討したりしなかったり。
 うーむ、どうすべか………

 では、次回の更新をお楽しみに。

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02/15

お題目:更新というわけでは…
(笑)
 更新というわけではないのですが、ページ構成やレイアウトを変更しました。あと、海外から来る不思議な(汗)アクセスへの対処もちょっと。ページに直リンク張っている人は混乱する可能性もありますがご理解頂ければ幸いです。


 んなわけで、風邪引きの世話をして何も出来なかった一週間でした(笑)。

 では、次回の更新をお楽しみに。

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02/14

お題目:亜生命戦争異聞#17
 フラーレンカバー付き量子電池の試作を終えるまでには、結局一カ月近く掛かった。
 とはいえ、実際に作ったのはオーバルをはじめとした助手達。古池は基本設計と仕様を示して試作を命じた程度である。
 その一方で古池は、実に二十数年ぶりに生化学の勉強を始めていた。教科書や書籍の流し読み程度でしかないが、量子電池を使ってロブが何をしたいかが分かる程度にはなった。
 結局ロブは、細胞内でエネルギーの貯蔵庫として使われる、アデノシン三燐酸(ATP)という化学物質を生成するために、電子を必要としていたのだ。その電子の源として、ロブは酸素と糖を用いる方法を取らず、量子電池から得た電子を使う事を考えだしたという訳である。
 ロブのその発想は驚くべきものだったが、古池はそれ以上に自分がこの分野から離れていた間に、どれほど迄に進歩発展したかを知り、なお驚いた。
 既に古池が学生だった頃の常識はまったく通用しなくなったと言って良い程だ。
 プリオン研究に端を発し、最終的には分子生物学会を震撼させ、遺伝子の概念を根底から覆す事となったセントラルドグマの崩壊。半世紀前だったら、蛋白質が細胞内で自らのアミノ酸を翻訳しメッセンジャーRNAへと『逆転写』させる事など、生化学者のほぼ全員が一笑に付したに違いない。
 DNA、RNAに付加した合成塩基対による新しい蛋白質の生成の研究と、そこから生まれたセル(細胞)チップ、すなわちCIC(細胞型集積回路)は既に社会に浸透しはじめており、数十年後にはCC(セルコンピュータ)無しでは、人々の生活は成立しなくなるだろうと言われている。
 今世紀半ばから進んだ人工子宮(AU)研究は、ネズミなどの一部の小形哺乳類においては実用レベルに達し、十数年前から実験用小動物はすべて人工子宮から生まれるクローン体(ラメート)となっている。
 完全に解析された同一の遺伝子を持ち、均一な特性をもった実験動物の登場は、薬品や感染症、生体免疫機構などの研究に革命をもたらし、多大な成果を上げている。
 ……少なくとも、古池の読んだ分子生物学の教科書にはそう書いてあった。
『これを百年前の人間が見たら、生命に対する冒涜だとでも考えるだろうか?』
 実験用のネズミを量産するために開発された人工子宮(AU)の写真を眺めてそう思った。
 しかし、それからさらに百年前には、輸血すら悪魔の仕業だと考えられていたのだ……
「先生」
 遠近両用の老眼鏡をちょっと持ち上げて声の方を見ると、楊(ヤン)が書類を差し出している。
 受け取って見ると試作したカバーつき量子電池の性能試験結果だった。
「ふむぅ」。溜息に近い声。
 古池は楊を見てぼやく様に言う。
「やっぱり思ったとおりだったね。」
「ええ、今度は充分な出力が得られました。」
 楊も自分の手に持っている資料を見ながら答えた。
「フラーレンカバーの容積の問題だったのは間違いありません。」
「真空力のことをちょっと都合良く考えすぎてたな。」
 手にしたプリントアウトには、フラーレンカバー付き量子電池を電子顕微鏡で撮影したイメージが載せられている。細長いチューブ状で、ちょっと目には整った形の細菌に間違えてもおかしくない。
 サイズにしても、その程度だし、量子電池の制御回路を組み込んだ部分が一見すると細胞のくびれのように見える為に、その印象はなおさら強い。
 真空力を抽出するコイルは、この細長いカバーの中央に納められており、全長はチューブの百分の一程度。あとの空間には、窒素分子一つない、文字どおりの真空である。
 最初の試作では、この真空部分が存在しなかった為に、空間から効率よく真空力を抽出することができず、予想した様な出力が得られなかったのだ。
 今回は真空ケースを当初の予定より大幅に長くしたことで、副次的な利点も生まれた。
 長い量子電池は、当初のものより遥かに扱いやすくなり、光トラップピンセット(注)などを使わなくとも一般的な細胞用マイクロマニピュレーターで充分に操作できるようになったのだ。
 実験するにあたっての、必要な機材の要件が緩和されたわけだから、これは嬉しい誤算と言っても良かった。
 古池は、実験結果のコピーを取ると端末からディスクを取り、実験用のデスクの上の小瓶を手にした。
 小瓶には、深い紫色をした粉末が耳かき数杯分程度入っている。
 その粉末こそが、試作した量子電池なのだ。
 これだけで、十万個以上はあるだろう。
 満足げに頷いた古池は、研究室を出ようとした。
「ロブに報告してくる。」
 と、後ろから楊の声。
「待ってください、私も行きます。」
 古池はがっくりと肩を落とし、ため息をついた。
「あー、分かった。」
 楊は手許の資料や本のうち、赤いタグシールを貼られたものだけを手早く集める。
「随分と嬉しそうですね。」
「うー、そんな訳じゃないんだが。」
 そう言ってしまってから、ハタと気がつく。
「あい、いや、嬉しいよ」。慌てて言い直す。
「全部顔に出てます。」
 そう言うと楊はさっさと部屋から出ていってしまった。
 研究室が突然静かになった。
 古池は振り向いて中を見ると、部屋にいる全員がうつむいて肩を震わせている。必死になって笑いを噛み殺しているのが分かる。
 自分でもわざとらしく思えるほどの咳払いをして研究室から出た。
 数歩も歩かないうちに、研究室から笑い声が聞こえてきた。
 大きく溜息をつく。
「サボるつもりだったんですね?」
 古池は楊に向かって諸手を挙げた。
「降参。」
 楊は、にっこりと笑ってみせた。


 亜生命戦争異聞の第十七回目であります。うーむ、進みませぬ。ようやっと亜生命の姿が見えてきたのですが、全体の半分にまだ届いていないかもしれないという恐怖があったり無かったり(笑)………って、笑い事じゃないか。ちなみに、現在の状態で、『時を継ぐもの』のレイアウトで行けば、約170ページ分………うわぁ!(汗)、これは困った。こんなに長くする予定なんか無かったのに!!
 とにもかくにも、今年の夏コミに当選したら、今までの内容を全部まとめたものを出す予定だったりするのですが、一体全体どうなることやら。気長にお付き合い頂ければ幸いです。


現在状況 さて、次はMacWorldExpoなのですが、見て分かるとおり、こんな状態です。
 このままでは、gShotとどこがどう違うのかさっぱり分からないと思いますが、結構様々な部分が変わっていたりします。
 形になってきたら、昨年と同様に順次開発版として公開していく予定ですので、乞うご期待………あと35日しかないー!!ぎゃー!!間に合うのかー!!

 では、次回の更新をお楽しみに。

Number of hit:25192+14500くらい


02/04

お題目:亜生命戦争異聞#16
夏の日 研究室に戻った古池を待っていたのは、仏頂面をしたロブ。一目見ただけで一触即発の状態であるのが見て取れた。
 連日の疲れからか、すっかりやつれている上に、目だけがやたらにギラついている。
 その為か、研究室にはほとんど人は残っておらず、楊(ヤン)だけが自分のデスクで居心地悪そうにデータの検証作業を続けていた。
「何だ、来てたのか。」
 古池は、ロブの不機嫌を無視して切り出すと、浮かぶ瀬を見つけたかの様に楊が来た。
「えと、これ、今日の実験データです。検証は途中ですが、明日またやりますので。」
 楊はフレディの様なブツ切りで必要最小限の事だけ伝えると、コートを羽織って帰っていった。まあ、今のロブの状態を見れば仕方がないだろう。
 なるべく日頃の態度を乱さないようにして自分の席に座る。
「で、まだ見つからんのか?」
 ロブもさすがに自分の精神状態を理解していると見えて、古池の問いかけに可能な限りの自制をもって答えた。
「全然ダメ。酸素呼吸ほどに効率の良い方法は、そう簡単には見つからないよ。」
 そこでひとつため息をついて続ける。
「吸って吐くだけの事が、なんでこんなに面倒臭いかね。」
 ロブはそれだけ言うと自嘲じみた笑みを浮かべた。
 今のロブの気持ちが古池には痛いほど分かった。八方塞がりの状況の中で、自分の中に溜まった澱(おり)を吐き出して少しでも身軽になりたいのだ。
「窒素はダメだったのか?、アンモニア系を使うとか言ってなかったか?。」
 椅子の背もたれに体を投げ出し、腕を組んだロブはうつむいて答える。
「あんまり芳しくない。環境改善能力もそうだが、実際問題としてアンモニアは我々には臭すぎる。」
「うーん。」
 問題になるのが『臭い』とは………古池には思いもよらなかった。
 しかし、如何に環境改善能力に優れていたとしても、惑星全体がアンモニア臭くなってしまうのでは、たまったものではない。
 環境改善の為の細菌の選定には、そんなところまで気を配らなければならないのかと驚いた。
 ロブは再び黙って自分の組んだ腕を見ている。
 古池は二人分のコーヒーを淹れた。来客用とは名ばかりのロブ専用のカップは、把手のない寿司屋の大きな湯呑みだ。
 研究棟近くのひいきにしていた寿司屋から貰ったものだが、ロブがまだ自分の研究室を持っていなかった頃、古池の研究室にロブが入り浸っていた一時期に、いつのまにかロブ専用になってしまったのである。
 その大きな湯呑みになみなみと入ったコーヒーを、たっぷり時間をかけて飲み干す。
 ロブは空になった湯呑みを差し出してきた。それを受け取ってもう一杯淹れる。
 それを受け取りながら、ロブは口を開いた。
「そういや古池、お前の方はどうなんだ?うまく行ってるのか?」
「結構順調、スケジュール上ではね。」
 古池は、自分のためにもう一杯淹れながら答える。
「今日、量子電池の試験やったんだ。これでナノマシンの動力の方は問題なくなった、と思う。」
「羨ましいな。」
「今はそうだが、これからは分からんよ。」
 そう言って、大きな欠伸をした。
 今はコーヒーのおかげで多少眠気を相殺できてはいるが、今日こそは早めに布団にもぐり込みたいところだ。
「そういや、さっき食堂で爺さん(ダンツ)に会ったぞ。」
「何か言ってたか?」
 古池は出張書類の一件には触れない事にした。ただでさえピリピリしているロブにこれ以上刺激を与えても、無用の喧嘩の種になるだけだ。
「いや、いつも通り。」
 そこまで言って古池は、ふとダンツの一言に思い至った。
「ダンツ、言ってたぞ。『機械なら、電池入れれば動くのに』ってな。」
 笑い話のつもりで振った古池だったが、ロブは疲れで落ちくぼんだ目をぎょろりと向けた。
 立ち上がってどなり散らすかに思えたロブだったが、そのままじっと動かない。
 しかし、目だけは脳味噌の裏側までフル回転している事を映し出している。
「電池…」
 ロブはそう言って立ち上がり、古池の机の前をうろうろと歩く。
 ときどき、『ATP』だの『タンパク』だのと言った単語を口にし、立ち止まっては宙に何かを描くように指を動かす。
 研究棟に配属されて以来、都合十年近くロブと付き合ってきたが、こんな姿を見たのは2回目だ。
 最初は配属されて間もない頃で、その時もかなり驚いた。今回もその時と同じだ。
 研究者には誰もがこういった奇人地味た部分があるものだが、ロブの場合がそれが性癖とか傾向ではなく、突発的な行動パターンに出てくる。珍しいと言えば、珍しい。
 しばらくブツブツと呟きながら研究室の中を歩き回っていたロブは、やがて古池の方に向き直ると、「待っててくれ」とだけ言って走り出す。
 あっと言う間のことに呆気にとられる古池。
 数十分後、大股で研究室に戻ってきたロブは手に一枚の紙切れを持っていた。
「古池(フル)!」
 大声で怒鳴るが、さっきとは別の感情の高ぶりが原因なのはすぐ分かった。
「お前の量子電池、素材は伝導性を持っている必要が有るのか?」
「いや……特に伝導性が必要というわけじゃない。あった方が電子を取り出しやすいが…」
 ロブは古池の答えを全部聞き終える前に、一枚のプリントアウトを突き出した。
 そのプリントアウトには、幾つかの化学物質の名前と化学式がタイプライターのような書体で書かれていた。
「それ、分かるか。物質の種類とか。」
 ロブの問(とい)に、古池はプリントアウトをじっくり読んで答えた。
「化学式くらいは読める。だが、初めて見る。有機物か?」
「そうだ。たんぱく質、アミノ酸、その中で伝導性を持つ奴だ。」
 驚いてロバートを見た。
「これで、この素材で作れって言うのか、量子電池を。」
「そうだ」ロブは頷く。
 他の研究施設であれば、この様な研究室間での情報の融通は、様々な問題を引き起こしかねない。
 しかし、アヴァロン委員会においては、関連施設での研究開発とその成果はかなり自由に融通しあうことができる。
 可能な限り、R&Dに掛かる予算と時間を抑えるための方針ではあるが、それがアヴァロン委員会に関連する研究施設に、一味違った自由な気風を持たせる遠因にもなっている。
 古池はプリントアウトに書かれた化学物質の名前を見て頭を抱えた。
 どの物質も今まで聞いたこともない。果たしてこんな物質で量子電池を作ることが出来るのか、全く見当もつかない。
「保証は出来ない。」
「…だろうな。」
 ロブは事も無げに言う。
「なんで、有機物で量子電池を?」
 そう聞いてから、古池は、ロブの思い描くモノが頭に浮かんだ。
 憔悴した顔に浮かぶ笑みに、空恐ろしい何かを感じる。
「まさか。」
「そうだ。」
 息を飲んだ。
 そう、息だ。呼吸だ。
 ロバートは呼吸に、電気を選んだのだ。『電気』を呼吸する細菌。
 SFに出てくる異星生物の様な、異質なもの。ロブはそれを作り出そうというのだ。
「そんな事………」
「お前が、あれで量子電池を作ってくれさえすれば、俺はやってみせる。」
 その真剣な目に気圧されたか、古池は眉根を揉んでため息をつく。
「いつもいきなりだな、お前は。」
 ロブは答えず、湯呑みのコーヒーをすする。
 空調の音と、端末や研究室の隅の方に置かれた冷蔵庫などが出す微かなノイズ音だけが聞こえてくる。
「古池(フル)、お前はやっぱり天才だよ。」
 呟くようなロブの一言に古池は耳を疑った。
「え?」
「さっき言ったろ、『機械なら、電池入れれば動くのに』って」
「あれはダンツが…」
「俺にその事を言ったろ。あのタイミングの一言が重要だったんだ。」
「そんな大層なモンか?」古池は笑った。
 湯呑みを回し、中のコーヒーの水面が揺れるのを見るロブ。
「大層なモンなのさ。」
 ロブはそこで言葉を切って古池の方に向き直る。
「ところで、いつぐらいに結論出せるか?」
「来週まで。」古池は、ロブの渡したプリントアウトを読み直しながら答える。
「もっと早く。」
 古池は眼鏡を外すと作業着の胸ポケットにしまう。
「おいおい、俺にだって色々あるんだ。お前に頼まれた事だけやる訳には行かないよ。」
「…仕方ないな。」
 さも残念そうにため息をつくと、ロブは湯呑みを洗面台に持っていく。
「いやな、俺、遅らせてるんだ。報告書。せっつかれててな。」
 湯呑みを洗いながら、ぼそぼそと言う。
「お前がか?」
「言うなよ。誰だって調子の悪いときはあるさ、それに、ここ数カ月はギリギリで何もかも放り出して逃げ出したいくらいだったんだからな。」
「珍しいこともあるもんだ。」
 ロブは水切カゴに湯呑みを置き、ふきんで手を拭く。
「茶化すなよ。」
「その気持ち、分からんでもないぞ。去年四回もすっぽかした先輩がここにいるからな。」
 古池はそう言って自分を指さす。
「嬉しくない先輩だなぁ。」
 そう言って、ロブは苦笑した。
「で、もう一つだけ聞いておきたいんだが」古池は机の上に置いたプリントアウトをもう一度手にとる。「これで作る量子電池は、つまり生体内での使用を前提にしているわけだな?」
「そう考えてもらって構わない。いや、その通りだな。」
 ふん、と溜息を鼻から出した古池は、少し考えてホワイトボードに向かう。
「それならそれで、いっそのことアミノ酸やタンパクじゃなくて、金属で作ったらどうだ?」
 そう言いながらホワイトボードに螺旋を書く。量子電池を表しているつもりだ。
「おいおい勘弁してくれ、細胞内じゃその程度の金属、酵素であっというまにバラバラになって代謝されちまうぞ。」
 古池は螺旋の外側に緑色でぐるりと輪を書いた。
「鞘を被せる……鞘、えーと、カバーだ。」
「カバー?」
「フラーレンを使う。量子電池のコイルを炭素フラーレンのカバーで覆って、酵素が外側から接触できないようにする。フラーレンは半導体型にするかわり、この両端に端子かそれに対応するような電子を通す穴を開けて対応する。どうだ。」
 ロブは、椅子から半分腰を浮かし、しばらくじっとしていたが、やがて立ち上がってブツブツと呟き始める。
 数十秒の後、ロブはニヤリと笑い、古池を右手の人指し指で予告ホームランを宣言するように指さす。
「OK、試す価値はある。それこそ、南極のドライアイスくらいにたっぷり。試作はいつまでに出来る?」
「量子電池にフラーレンのカバーをつけるだけだ。来週一杯は無理だろうが、再来週にはできる。」
「手抜きなしだぞ。」
 古池も同じようにロブを指さす。
「お前もな。」
 ぽんと手をたたいたロブは、いそいそとドアに向かう。
「よし、早速初めよう。急ぐぞ。」
「その前に、報告書書けよな。」
 立ち止まったロブは、眉間に皺を寄せて古池を見る。
「お前、嫌ーな事言うね。」
「なぁに、『先輩』からの忠告さ。」
 季節はずれの涼しい顔をして、そう答えた。


 例によって、カットと内容は、いまひとつ無関係です………。
 で、なんか、仲々引っ込みのつかない状況になりつつある様な気がしてなりませぬ(汗)。
 出します夏には前半分だけでも……あるいは、出来た分と設定をまとめて『亜生命戦争異聞読本』とか(全量の見当がまだつかないので、上巻としてまとめる勇気が………(汗))。


 前回書いた事のイキナリの訂正ですが、MacWorldExpo2002は、来月三月の21〜23日でした。うーむ、時間は出来たけど、やる事も倍増………。でもgShotの続編は絶対に出しますよん。乞うご期待!

 では、次回の更新をお楽しみに。

Number of hit:24616+14500くらい


02/02

お題目:倒れる
(笑)
 約二週間ぶりの更新であります。ヘロヘロですが、世の中には危険なまでにヘロヘロな人も居たのでした。

 ここ2週間ほど、知人の某氏と連絡が取れなくなっていました。某氏は自宅の十台近いパソコンを相互に連動させ、常時接続環境を使って様々なデータ処理やメーリングリスト管理(ホントはちょっと違う)などを行っているのですが、それら処理は遅滞なく行われているにも関わらず、本人がよく出没するはずの掲示板にはなんの書き込みも無く、電話や携帯でも連絡できないという状態が続いていました。
 あまりにも変なので、先日、氏のアパートへ直接出向いてドアをノックしたのに、何の反応もなし。こうなると状況の確認のしようも無く、仕方無しに一度帰宅したのですが、その晩、氏から連絡がありました。
 聞いてみれば、年越し前後に崩した体調を回復しそこね、先々週頃からグロッキー、先週からはほとんど動くこともままならない状態でアパートの室内でほとんどマグロ状態(それでも最低限のメンテナンス作業は行っていた)。我々がアパートにやってきたとこも、実は在室していたらしいのだが、身動ぎも難しい状態、意識は何か危ない世界との境界線上をさまよっていたらしく、記憶もあやふや。結局、その直後に親御さんがやってきて、実家に強制連行&強制養生中との事。しかし、そのあたりの記憶も雲の中らしく、ハッキリしたことは本人も覚えていないという………(汗)
 まあ、このあたりまでは、実はこの類の仕事をしている自営業の人間には無きしも在らず(良くあるとは言わないが、ある)。本当に恐かったのはここからで、自宅にある無数のパソコンの連動処理は全く遅滞なかったために、仕事の関係者は氏から連絡がないことを少し訝しむ程度で、誰も氏がそんな状態だとは思わなかったという………
 自営業は、自分の健康管理も自己責任。馬鹿高い健康保険と医療費の自己負担は、こういう状態でも医者に足を向けさせないという恐ろしい状況が見て取れたり………。


 で、MacWorldExpoなのですが、今回は残り20日を切ってようやくスタートラインに立てました(涙)。これからどれだけできるか分かりませんが、できる限り〜。ぐわわ〜。
 うむぬぅ、タイムリミットは近い〜。

 では、次回の更新をお楽しみに。

Number of hit:24560+14500くらい


01/16

お題目:『らぶセガ』
ねこみみ(その1)ねこみみ(その2) さて、まずは即売会『らぶセガ』に御来訪頂いた皆様に感謝申し上げまする〜。
 毎度の即売会顛末記であります。細かい記憶違いなどは例によって、掲示板メールで御指摘下さいませ〜。

  • 01/12
     前々日。oh!Xの記事とイラストとかの打ち合わせ。十一時にへいどんと新宿で合流。一時に某氏と合流。なんだかんだとゲーム談義(笑)。グランディアとか斑鳩とか(笑)。XANAC×XANACを強く勧められ、今の積みゲー(『ともよのビデオ大作戦』(激痛ゲーム))他5本ほどにケリを付けたのちに購入を決意(へいどんはその前に買う模様)。その前に、自分の原稿を仕上げる必要があるのだが、ちょっとせっぱ詰まってたり(笑)。五時頃分離。帰着は七時。
     その後はへいどんの原稿を巨大スキャナで取り込むなどの下準備。このとき、同人誌倉庫から、恐ろしいことに黒鵜氏の本と、やかぜどんの本、それぞれほぼ一梱包が発見される。これは〜、すごいよ。どうすべか(汗)。
     夕食は作りおきのロール白菜(キャベツにあらず)他、基本ラインとして冷蔵庫の残り物。いろいろ一段落してから、メインマシンがPowerBookG3にうつったへいどんは、ノートの画面で原稿の作業。どうもノートで原稿処理などのかなりのパワーを必要とする作業をこなしていくのは不気味にも見える。しかし、筆者の旗艦(メインフレーム)であるところのPowerMac9500+G3/400と比べて、メモリ容量・処理速度(BUSクロック+CPUクロック)・HDD容量のどれをとっても上回る事から考えれば、至極当たり前なのだが………。
     新刊を出さない事に決めた筆者は、まだ非公開のお絵描き掲示板で落書き。3時頃寝る。

  • 01/13
     前日。十二時頃起床。もたもたしているうちに一時。朝食兼昼食もロールキャベツ。他にけんちん汁の如く肉の少ない豚汁。喰った後は、一応新刊を出そうとして努力する(笑)。四時頃まで色々やってみるが、やはり間に合うわけがない(これは、夏に新刊として出るかも)。
     へいどんに席を譲って、原稿のプリンタ出力をしてもらう。ALPSのマイクロドライは、線が滲まず、色もくっきりして筆者好みなのだが、こういうモノクロ原稿の場合は、レーザープリンタが欲しくなる。文字ものを多く出すことが多いので尚更だ。
     インクジェットは安価だと言われるが、プリンタ本体はともかくインクなど消耗品の事を考えるとどう考えてもそうは思えないし、『印刷で再現できない(コスト的に不可能な)色を出力する』インクジェットは、カンプなどの業務・プレゼンの作業を行うこともある筆者らには、とてもではないが使えない。余談だが、同人誌印刷所などに、この『再現できない』フォトカラーインクなどで出力した見本をもちこんで、「この色が再現できていない」と文句を言う人が意外なまでに多いらしい。現場の人間の苦労を思うと、結構泣ける話である。
     で、コピー製本の手伝いをやらせようと、自宅でひたすらビデオ編集しているはずの銀河皇帝に電話。ところが皇帝はなんと幕張メッセに居るらしい。なんでも、メッセで自動車用パーツの展示会が行われているらしい。しかも電車で………キャンペーンガールの画像収集は、一緒に行った友人が行っているとのこと。何しに行ったんだ、一体(汗)。
     んでもって、プリンタでガゴガゴと出力したものを、トンボに合わせてB5サイズに切断。これでコピーのための準備は完了ということになる。
     六時頃、近所のコンビニでコピー。二十頁くらいだとコピー誌、三十頁を越えた頃からオフセットに回したくなってくるのだが、中身の充実した、少なくとも自分で納得できる三十頁というのは仲々に敷居が高い。しかし、実際問題として新刊がコピー誌ばっかりってのも、嫌だなぁ〜。
     帰って製本。十部ちょいなので、あっと言う間に終了。
     飯喰ってくつろいでいると午後十一時頃、皇帝到着。いつもガストかモスバーガーなので、気分を変えてサイゼリアに(やっぱしファミレスかい)。iMacの話とか、誰も見ていない(見る環境にある人間が極小とも言う)『まほろばてっく』とか、車のパーツとか、旅行の話とか………あと、M永大佐(笑)。
     翌日は早いので、帰って2時頃就眠、のつもりだったのだが、寝たのは三時過ぎだったかも。

  • 01/14
     当日。八時頃起きて、出発。
     気分を変えて、朝飯をいつもとは違うところで食べようという事になって246号線を走る。んが、目当てにしていたところが、十時半から開店という事実を知ってショックを受ける。結局、途中のコンビニで買ったおにぎり一つ、へいどんはチョコのみで朝食を済ませる事になる。
     十時頃会場着。会場は、蒲田のPioだったが、地区の成人式と電撃系コスプレダンパらしき会合と、他の即売街が混ざって異様な雰囲気に包まれている。ひるがえって、『らぶセガ』の会場であるところのAB会議室は至って静か。同じ日にPSOオンリーの即売会が行われており、いわゆる『今のセガファン』はそっちの方に流れた模様。募集30サークルに対して、直接参加17サークル。しかも2サークルほどは未参加だった(笑)。
     準備とはいっても、例のごとく本を列べるだけなのであっと言う間に終わる。並べられている昔のマシンにしても、以前見たもの(あるいは持っていたもの)か、あんまし興味がわかないもので今一つ。ただし、サムスンのサターンはちょっと驚いたかも。
     隣のブースにやってきた『釣キチ同盟』さんは、以前お会いしたことのあるギミックハウスの某K氏の知り合いとのこと………うーむ、世間は狭い。『釣キチ同盟』さんからは、また本とCDをたくさん頂きました、多謝。
     ちょっと手持ちぶさたになっている所にO大尉よりTEL。この時点で閉会後の予定が付いていなかった事と、皇帝が来るかはハッキリしていなかったので、後ほど連絡を入れる約束をする。
     十一時開場。入場者はちょぼちょぼ。売れゆきもちょぼちょぼ(笑)。コスプレする人は、PSOらしきものが多くて何なのか分からず………逆に、メガディクの方も、既に買われている方か「MDは分からないです」という方がほとんど。時代は確実に移っておられます。んで、今回一番驚いたのは、BiTmap Publishingのsugichi氏の来訪。当日朝にこのHPを覗いて来られたとのこと。新刊が出せなかったことをかなり悔やむ。んでもって、しばらくお話………このときうっかり、色々言って、引っ込みが付かなくなる(笑)。レヴォまでには、いや、夏までには〜。色々………ヤバイなぁ………(汗)。
     一時半頃、皇帝よりTEL。現在蒲田に向かって進撃中との事。会場の駐車場に入れたら再TELするように頼む。
     二時頃には、各サークルとも撤収準備に入る。『釣りキチ同盟』さんも撤収。会場内も、なんとなく閑散としてくる。皇帝が、会場の駐車場に入れない旨連絡を入れてくる。仕方ないので、近くのデニーズで落ち合う約束をする。
     三時には銀帝も撤収準備に入るが、ここで想定外の事態が一つ。なんと、即売会は三時半までだったのだ。たしか、HPには三時までと書いてあったはずなのだが………何にせよ、皇帝を待たせているので撤収。即売会の閉会前に会場を脱出したのは、随分前のレヴォ(いや、サンクリだったか?)以来である。
     ちょっと走って蒲田のデニーズで皇帝と合流。実は皇帝は、会場の地下駐車場に貼られていた満車表示の下に『3ナンバー・バン・1BOX車』と書かれていたことを見落としていて、皇帝専用デビルカー(真っ赤なCR-X)は問題なく入場できることに気がついていなかった。
     筆者らは、ここで待機し、皇帝はO大尉を迎えに。一時間くらいして、皇帝とO大尉が到着。移動しようかとも考えたが、結局食事することになる。
     この場で筆者らはM永大尉の驚愕の新事実を知ることになるが、詳しく言うと、暗殺チームがビームサーベル持って襲ってくるので省略。その他には、皇帝がちょろっと言った『まほろばてっく』の話題でO大尉がおもむろに「ぢたま某自身が『あれは誰が見ているんだ』と言っていた」と発言。確かにそうだ(ところでO大尉は、どこでその事を知ったのだろう…)。

     本当は、このままO大尉の家に転がり込んで遊ぶかしようと考えていたのだが、残念ならが残りの予定をこなすためにO大尉をアパートまで送る。うちにある『決断』のビデオは渡せずじまい(O大尉の上司にプロレスの得意なR氏が居るかは不明)。
     最後の予定を果たすために、某氏にTEL。引っ越しの手伝いをする。ここで筆者は某氏より、X68K用のカラーイメージユニット(!!!)と最初期型のPS、そしてシュレッダーマシンを譲り受ける。ちなみに、PSは、バラしたら基盤が錆びていた(笑)。
     色々あって、結局帰着は1時過ぎ。ビール呑んで、寝たのは2時頃だったような………。


 んなわけで、今回も色々あった訳なのですが、今後納期が突っ走って接近してくるために、更新が遅滞する可能性が大だったりしまする。
 そのときは〜、勘弁してくだされ〜。

 では、次回の更新をお楽しみに。

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01/09

お題目:風邪の治し方
いまいち…… 某掲示板で話題になったので、ちょっと………

 一般に、風邪の治し方として休息と栄養補充が必要とされてきているわけですが、伝来の民間療法として、『フライドチキンを吐く寸前まで喰って寝る。』というのがあります。
 しかし、この手法は、治癒するか否かは本人の体力次第(笑)という本末転倒な手法でもあり、実践したN氏(当時二十歳代前半)からは、本当に吐いて悪化したという報告も受けています。
 そこで今回はもう少しまともな栄養補給の為の食事を考えてみました。すべて実験済みですので、試してOKです。ただし、料理馴れしていない人には辛いかも………(けっこう面倒)。


1)ニンニクスパゲティ
 スパゲティ(このみ、大体乾燥重量で150gくらい)を茹で、湯切りする。これにスライスしたニンニク(少なくとも一個まるごと分)を混ぜ、たっぷり目のオリーブオイルで軽く炒める。火を止める寸前に、トマト(下茹でしてざく切りにしておく、皮は好みで剥く)、モッツアレラチーズ(一握り、混ぜやすいように切っておく)を絡め、このみでフレッシュバジルを散らす。アンチョビを入れるのも可。

2)ニンニクが嫌いな人、もしくは重症化した場合の適当粥
 土鍋にゴマ油をしく。熱が伝わったら、鶏肉か鴨肉を炒める。表面に色が付いたら、適宜油を足して米(≠飯)を入れる。米の表面にヒビが入ったら、細く切ったショウガ(たくさん。刻むのが嫌だったら、すり降ろしても可。)、出汁(普通はチキンスープ、好みで何にしても可)を入れて蓋をし、3〜40分煮る。十分粥になったら、ニラと長ネギを最低でも米と同量入れ、再度蓋をして数分。最後に卵をおとす。食欲に応じて、梅干しを入れると尚善し。
 ここで、独り暮らしの方への注意。風邪が辛い場合は、ガスを使わず、電子レンジで代用することをお勧めします(火事になるから)。その場合は、最初にニラ・ネギ以外の全ての材料(ゴマ油含む)を土鍋に突っ込み、何も考えずに電子レンジで三十分ほどブン回します(自動メニューで『おかゆ』がある場合はそれを使う)。火が通ったら取り出し(火傷に注意!!)、刻んだネギとニラを突っ込んで、混ぜます。再度蓋をして、5分ほど待ち、余熱でネギ・ニラが茹だるまで待って完成。


 どっちもかなり効きますので、御試しあれ〜(ただし、喰ったらちゃんと寝るように)。

 では、次回の更新をお楽しみに。

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01/07

お題目:リンクページ更新
Speed King
 リンクページを更新しました。
 まずは、銀河帝国書院の名前ばかりの代表者。恐怖の銀河皇帝率、げんちゃんのお部屋がプロバイダ変更に伴ってアドレスが変更されました。
 次は、タリア観光協会改めフェアリズム。サイトの改変と、独自アドレス取得に伴う変更です。


 今回は〜、これだけ〜。

 では、次回の更新をお楽しみに。

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01/04

お題目:冬コミ顛末記
悲惨 あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
 んなわけで、恒例のコミケ顛末記(前回は歳時記と書いたような?)です。細かい差異などの突っ込みは掲示板メールでGO!

  • 12/28
     コミケ前日(設営日)。午後二時半頃、平野到着。平野は既に原稿を完成させており、あとはコピーするだけの状態。筆者はこの時点で原稿(グレイスケールでの塗りと写植は終了。プリンタでの出力途中だった)は完成していたが、編集は皆無。フリートークなどは全くない状態、更に今回は新刊の名称すら決まっていなかった。
     プリンタからA4サイズの紙に出力した原稿をコピーの為のB5にカットする作業を平野にやってもらいながら、フリートークを埋めるが、焦ってちっとも埋まらない。そのうちに時間ぎれ。別に用意した表紙・裏表紙用原稿にシャレ抜きの捏ち上げ(でっちあげ)タイトル『Viva! Dreamcast2』をはめ込む。いいかげん焦りつつ、四時半頃新宿のコピーセンターへ緊急発進。の、前に給油とタイヤチェック(昨年の冬コミでは、コピー中にタイヤがパンクし、十二月の寒空の下、一人でタイヤ交換を行ったのだ。)
     午後七時ちょっと前に新宿着。例のコピー屋でガコガコと刷り、折帳までやってもらう。折帳までやってもらうと、後の製本がエラい楽。八時半頃に作業終了。コピー代の清算時に、年末で疲れ切った頭の客と店主がコピー枚数の計算で混乱(笑)。新宿で落ち会うはずだったやかぜどんとは連絡が取れない。会社の忘年会から脱出できない模様。しかたないので、カレー喰って帰還。
     帰着は十時頃。車で最寄りの駅に近づいたところでやかぜどんから携帯にTEL。家の近くの文教堂に居るらしい。そのまま家に来てもらう。
     三人揃ったところで製本開始。折帳までやった紙の束を順番に列べて帳合いぐるぐる。揃った順にホチキスで止める。しかし、今回は、5年間使い続けたホチキスがかなり調子が悪く、何度も止め直しする必要に迫られた。このホチキスで作成したコピー誌は、おそらく1000部はくだらないが、遂に退役間近と言ったところだろう。しかし、たった一つの部品が劣化(この場合は、使いすぎによる摩耗)しただけだと分かると、そのパーツの交換で安くすませたいところだが、どうもこのホチキスは各パーツが樹脂と金属部品のはめ殺しで作られているらしく交換はまず無理らしい。悔しいところ。
     へいどんが、帳合いのためのコピー列べの際に、十二束ある筈の紙を十三束に列べ間違えて、先ほどのコピー屋で清算金額を間違えたかと冷や汗をかく。製本は、十二半頃終わる。明日のために酒を飲まずに寝るが、うとうとしただけで、完全には眠れなかった。そのおかげで、『ジョー・ブラックをよろしく』の後半部分を全部見た。親父殺して(ちょっとちがうが)、自分は娘の元に帰還とは太え野郎だ(笑)。

  • 12/29
     コミケ初日。午前5時に起床。出発は5時半くらいだったはず。いつもの牛丼屋で朝飯を喰う。筆者は牛丼、平野は納豆定食、やかぜはうどん定食だった。すぐ側のコンビニで必要なものと弁当を入手。会場へ出発。
     今回は途中に渋滞もパンクもなく(しかし、事故を目撃すること多し)246〜保土ヶ谷バイパス〜首都高神奈川線〜湾岸線〜13号地とスムーズに進撃、会場へ到着。七時半くらいだったはず。
     初日の銀河帝国書院ブースは西館。『まんが同好会』主宰であるところの我らが姐御、Toさんのところとか(今回は元気だった模様)挨拶廻りを終えてうろうろ。とかしている間に開場(実は、このあたり記憶の欠落が激しい)。
     毎度お世話になりっぱなしの栗林殿は、GPMのスカウトポルカーズ(来須銀河)で登場。腹が冷えるのではないかと心配したり(汗)。ちなみにO大尉によれば、GPMの基本プレイスタイルは1)カメラを入手、2)バラされると困る写真と引き換えに金塊を入手、3)追加装甲を大量に入手、4)自キャラ以外を追加装甲で身動きできない状態にして敵陣に正面から突入、5)敵中で銃火器乱射、6)大勝利。が、基本らしい。なお、M永大尉の場合は1)O大尉に途中までプレイさせる、2)ののみを入手、3)以上。らしい(やばいかも)。

     小松屋呉服店の桜花殿は、今回サークルが落選したので、ぐるぐるしていた模様。
     胃痛新聞社のレインボー殿からは新刊を頂くも、これ上巻だけじゃないっすか〜(笑)、完成版期待しておりまする。
     Shoda's hobby roomのSHODA殿とは少しゆっくり時間をとってお話しする事は出来たのですが、やはり売り子が(平野含めて)二人だけだと辛いなぁ〜(この時点で、やかぜは自由行動しており、拙者らの知らぬ間にエラい数の本を買ってきたらしい、その内容は今現在でもヒミツのヴェールに包まれたままである)。やっぱし、シューティングの基本は『カッコ良い演出を見せるためのストーリーや世界観』ではなく『ストーリーや世界観を表現するために、結果的にカッコ良い演出がにじみ出てくる』だと思うであります。斑鳩は〜、そういう点でビーム発射(属性とか、そういうのは苦手なのもあるが)。
     PHANCHOS殿、亜生命戦争、ようやっと亜生命(を出す準備)が出て来たすよ〜。まだ中盤です(笑)。
     最後の方でいらしてくれたのがPhantasy Star-GazerのTakaki殿。これからも掲示板の方を侵食させて頂きまする〜。だめ?。
     あと、セガ研究会の今野殿から今回の新刊を頂いたり、サークルは落選してしまったけど、近くのサークルに委託という形で参加されていたヴァフィヨーン団団長のV原氏から本を貰ったりしてました。
     サークルめぐりは、西館中心。の、つもりだったが、何となく人が途切れずに、結局最後まで西館から脱出できず、本を買う事もできなかった様な気がする。残念。
     新刊も在庫もぼちぼち掃ける。夏に出した亜生命戦争異聞・DNA=Soule?は無事完売。新刊のViva!Dreamcast!!2も一部(特に身内)に人気で一日目でほぼ完売。でも、詳しい内容は脳内に残っていません。たしか、そんな感じだったとだけ憶えております(笑)。他にもあんまり詳しいことは書けないが、西館内で色々あった模様。うーむ、新世紀。

     四時閉会。めずらしく、とっとと帰還準備。やかぜどんは、ミト系(宇宙海賊ミト)サークルの忘年会との事、一時分離する。帰りは、行きと同じの湾岸ルート。わりかし早い時間に帰着したはず。自炊して夕飯を食べたからだが、詳しい時間は完全に脳から消失してしまっている。分かるのは、十時すぎにもうそろそろ寝ようかというところでやかぜどんが迎えに来て欲しい旨連絡を入れてきて、最寄りの駅まで迎えに行ったことである。
     何年ぶりかでサークルチェック………実は、この時点で行こうと思っていたサークルの半数が土曜日に配置されていることを知り、爆沈。その後、たしか十二時頃に寝る。

  • 12/30
     二日目。へいどんのサークル、『Black Dwarf』(黒色わい星)が参加する日。
     起床は前日と同じ5時。ただし、ぐっすり寝ていたので、起きるのが手間だった。
     朝食は毎度の牛丼屋。ここで朝飯としてチキンカツ丼とうどんを食べる。朝にしてはすこし喰いすぎ。
     今回はへいどんが会場のサークル用駐車スペースを確保していたのでそちらから入場。じつは、このサークル用駐車スペース、後で重大な問題が怒る可能性があることが判明。それについては、後で………。
     まずは、サークル参加されている方にご挨拶〜。我らが心のボス笑止千万の尾崎殿、新刊ダメ過ぎ………悔しい………。『gShot』の委託もお願いしているヲタMacのMaruan殿。疲れ果てて、目の下にクマができてまふ。新刊、面白かったっすよ〜。次もGO!、バニーボーイこともんりーまさは、新刊こそ出していたが、ゾンビ化進行中。誰がとどめを刺してやれ(笑)。
     確かこのあたりで、皇帝がスタッフの朝礼に送れたという情報を入手(って本人から聞いたんだが(笑))、いや、前日のうちだったか?。

     開場。まずは、I.T.E.M.エンターテイメント(機械主義者は落選)へ。〈星〉殿が、へこんでいたらしい。なんでも、〈機械主義者〉(メカニスト)とI.T.E.M. エンターテイメントが同じサークルとして認識されていたからとか、そりゃあれだけ長い間合体サークルで出してるんだから、仕方ないっすよ。あ、ニセ’2出ませんでした申し訳ないであります>関係各位。
     次にBitmap PublishingのSugichi殿にご挨拶、すんません、亜生命戦争異聞、完結まで少なくともあと1年はかかりますぅ(涙)。と、午前中は、なんとなく推移。約五年という久方振りにサークルめぐりもするも、残念ながらピンが来るサークルがなく、強引に幾つかのサークルの本を買う。
     森見屋で森見明日閣下にちょっとご挨拶。131栗林殿は、売り子隊長として最前線に立たれており、さすがに声がかけにくい状況だった(あとで、HP見たら色々あったようで……ご苦労さまでした)。
     サークル巡りしたり、売り子したりのピンポンで、詳しい状況は分からなかったが、売れゆきはそこそこ。Viva!Dreamcast!!2は、午後早くに完売、へれいめ Over The Dragonも全体の8割は出た筈。他は他でちょこちょこと………
     色々回ったし、いろいろ見つけたはずなのに記憶がないのは、単に疲れから記憶中枢が動作不良を起こしただけなのだが、これがまた結構何をしたのか思い出せなかったり(笑)。恐いなぁ。
     三時頃、西館に行く。この際、へいどんがO大尉とM永大佐に話した事が原因となって、皇帝がぼこぼこにされていた(笑)。善き加奈(違う)。
     しかし、なんでコアなMacユーザーになるとWinのエロゲーに詳しくなるですか〜!断固説明を求めるですぅ〜!
     閉会。みんなで食事をしようということで、一度森見屋さんに行って、詳しい話を聞く。すぐに撤退準備をして開場脱出を目指すも………これが混んで大変(汗)。いつもは、1〜2時間ほど時間を明けてから撤退するのだが、すぐに出ようとするとこういう具合になるのかと驚いたり。で、もっと驚いたのは駐車場。全ての車が駐車場から出ようとするので、当然出口付近で大混雑。予期してあたりまえなのだが、コミケ終了後の程よく腐敗した頭では、そんな事はおもいつかないのであった………

    教訓:急いで帰りたいときは、閉会前に撤収しよう。

     で、結局先に船の科学館に到着した方々を三十分近く待たせてしまった、そのうえ駐車場の位置を確認するのに手間取って、また時間ロス(実はこの時点で、だれが待っているのかよく分かっていなかった。分かっていたら、へいどんに介錯を頼んでその場で腹カッ切って詫びを入れていただろう)。すげえご迷惑をお掛けしました>各位。
     その後、お台場の天麩羅屋さんで夕食………名刺交換した時点で自分が何をしでかしたか悟る。シャレにならないわい。さらにその後、話しっぱなしの状態になって………後悔してもしょうがないが、シャレにならん事したかも>自分。
     そんなこんなで、みんなと別れた後、皇帝にTEL。八時だったが、恐ろしいことにまだ会場から脱出できていなかった。スタッフは大変だぁ(涙)。うまいことやって皇帝らと合流。皆が夕食を喰うのを眺めつつ、Sヤをつついて遊ぶ。この似非アメリカ人は、極悪非道なことに筆者の分の本を買っていなかったのだ。万死どころか七代祟って世界を六回滅亡させたほどの罪と言えよう。だから、Sヤに手加減なし。
     そんなこんなでへいどんを一度自宅に送ってから帰着。すでに体力も限界ですぐ寝る。ただし、その翌日には秋葉原でコミケ三日目を敢行するという大馬鹿をやらかしたのでした〜。ぱたり。


 んなわけで、コミケ顛末記でしたが、いかがだったでしょうか(笑)。今回はかなりダメージが大きく、記憶違いも多いかと思いますので、突っ込みお待ちしております(汗)。今年もよろしくお願い申し上げます!

 では、次回の更新をお楽しみに。

Number of hit:23214+14500くらい