KACounter



12/31
お題目:お疲れさまでした

再販済みですが… おつかれさまでしたー。
 こ、今回も疲れました………状況その他は、来年になってから……


 あ、新刊の『偽’機械主義者』は、無事完売いたしましたー。多謝。多謝。

 では、来年も変わらぬご愛顧を宜しくお願い申し上げます。

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12/16
お題目:冬コミ、新刊予定は未定。

ロボ娘好き好き根暗男 うわーん、終わったー!(確率75%)
 やったー、ばんざーい。
 今回も、各方面にエラい迷惑かけまくりでした。申し訳ないっす。

 んなわけで、まだ影も形も見えない新刊と既刊本のご案内です。


  • 偽’機械主義者(ニセ’メカニスト)(コピー・ページ数未定)《冬コミ新刊》
  • 宇宙メガディクショナリ(オフセット・66P)《増刷しました》
  • "BE JUST BEGINNING" STAR CRUISER THE NOVELIZATION #1(オフセット・78P)(残部僅少)
  • 『さあ、大変』(オフセット・88P)
  • “きっと愛のせいね!”THE MEGA Dictionary POLTERN(まだある(笑))
  • その他、委託物他もろもろ………
(特に表記のない本のサイズは、B5版です。)

 新刊予定の『偽’機械主義者』は、本サイトの『偽’機械主義者〜SINE QUA NON』をコピー誌化するものです。『偽’機械主義者』という名称に関しては、本家であるところの機械主義者様からの男らしい許諾(汗笑)を受けたもので、勝手に使っているわけではありませぬ。また、本家での委託販売も検討しておりまするー。


 こ、今回は、ここまで………次回は……会場かなぁ?

 では、次回の更新をお楽しみに。

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11/11
お題目:すごいそくどで停滞中

なんだか魔法少女っぽい 現実、現実、現実、現実、現実逃避♪
 るんたったらりら、ほ〜い、ほい。
 つーわけで、絶好調で常軌を逸していますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。わしは、既にダメです。危機的です。


 というわけで、まずはコミケ当選のご報告です。
 『銀河帝国書院』『Black Dwarf』とも無事当選いたしました。いいかげん、これだけラッキーが続くと不安だなぁ。『きっと愛のせいね』を出したときは、サークルは落選したのに、新刊は出てしまったもんだから、関係各位に多大なるダメージを与えてしまったのですが(笑)。
 で、サークル配置場所なのですが、『銀河帝国書院』1日目、日曜日の東1ホール、“D”−08a『Black Dwarf』三日目、火曜日の東4ホール、“ユ”−34aでし。
 今回は、今ごろになって大変なので、新刊が出ると良いなぁ。そうんなこんなで例によって例の如くでありまする。遠からん者は音にも聞け、近くによって目にも見よ、ってな感じで、御用と御急ぎのない方は、ちょっと寄ってみて頂ければ幸いです。


 むきー、むきー、むきー(錯乱)。
 うう、間に合うのかー。いや、間に合えー、意地でも。
 新刊も出すぞー。いや、出したいぞー。出すように努力するぞー。出せるような状況にしたいぞー。善処はするぞー………(フェードアウト)

 では、次回の更新をお楽しみに。

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11/07
お題目:亜生命戦争異聞#29

 まほうつかい

 亜生命戦争異聞の29回目でし。
 うおー、こんな事している場合じゃないのにぃ!、ぎゃー!
(現実逃避パワー全壊!)


 北山は、大学時代の古池の担当教授で、卒業まで7年もかかった上にみごとに就職浪人となった古池を、学会(アカデミー)の一員として認められるまで、研究室の助手として雇ってくれた恩人でもあった。
 このころの北山の研究室には、当時は先輩だった小野らが、研究とは名ばかりの勝手気ままな学生生活を送っていた。
 古池にとって北山の研究室は、就職浪人という火で尻を炙られながらも、無茶に無茶を重ねる事のできた、人生の中で最も気楽できままな場所であった。
 北山はまた、関東北陸不可住地域帯(アネクメネ・ベルト)の専門家でもあった。
 関東北陸不可住地域帯(アネクメネ・ベルト)は、西は福井から、滋賀、岐阜、長野、山梨を呑み込み、東は神奈川北部、東京全域、埼玉南部、千葉県半島部に至る、人間が長期間滞在することが許されない広大な放射能汚染地帯である。
 500万人を越える被災者、一万人を越える死者を出した未曾有の大災害…『核の日』によって生まれた関東北陸不可住地域帯(アネクメネ・ベルト)の専門家となったのは、北山の行っていた研究に理由があった。
 その専門は、環境改善技術。
 本来は油や様々な化学物質によって汚染された土壌や、空気中の有害物質を取り除く為のものだが、放射性物質によって汚染された地域から、それらを取り除く為に北山の進めていた研究が求められたのだ。
 汚染除去プロジェクトによって土壌などの改善を行い、その結果、不可住地域帯(アネクメネ・ベルト)の指定から外された地域は少なくない。
 かつての川崎市や、さいたま市などは、周囲の地域に比べても残留放射性物質量は低く、そのレベルは広島や青森にも匹敵するほどに浄化された。
 放射線汚染地域から危険な放射性同位体を取り除くために、様々な技術を駆使し、新しい機器を開発し続ける北山を称して、『コスモクリーナー』と呼ぶものも居た。
 一世紀以上前のアニメーション映画からの連想だ。
 しかし、その代償は、北山にとって小さいものではなかった。
 プロジェクトに参加した北山は、不可住地域帯(アネクメネ・ベルト)に足を踏み入れて調査を重ねていくうち、自らも許容量を越えた放射線を受け、全身に重い放射線障害を起すようになっていたのだ。
 北山に同行していた古池も、幾度も年間許容量を越える放射線を受け、その度に線量オーバーで汚染区域外に引き戻された。
 古池はそのおかげで、未だに地球磁気圏外への旅行を制限されているほどだ。
 放射線によって、全身が蝕まれた北山は、何故か補綴装具やナノマシンなどを拒んだ。
 たしかに補綴装具は、放射線障害の根治治療とはいえないが、それでも近年の擬生体補綴装具の進化は目覚ましく、多くの被害者が日常生活を取り戻している。
 北山は、そういった治療を拒否し、また、欠損遺伝子による障害…癌や様々な遺伝性疾病もあって、長い入院生活を余儀なくされた……
 自宅のある、この鎌倉に戻ってきたのは、つい昨年のことだ。

 モニタに表示される幾つかのみだれた波形はやがて落ち着いた形を取り戻し、あからさまに警告を発していた赤や黄色の点滅が消えた。
 北山の呼吸も落ち着いてきた。
 しかし、古池は北山の言葉を待った。
「……はは、すまない。待たせてしまった。」
 溜息のような声。
「ところで……」
 ベッドの上で身動ぎのような動きをし、やっとの事で体の向きを古池の方に向けた北山は、何回か深呼吸してから話し出した。
「仕事の方は、いいのかね?」
 古池は、答える前に、ベッドのそばに椅子を持ってきて、そこに座った。
「ええ、環境改善用のマイクロマシンは、今耐久テストを行っている最中です。あと1年くらいは、テストを繰り返すことになりそうです。航宙艦も、もうそろそろ完成すると思います。でも、資材の積み込みはまだですし……」
「……君は、同行するのか?」
 古池は、北山を見た。
 自分より二回り近く年上だとは思えない若々しい姿。
 それが、放射線によって、何らかの遺伝子が傷つけられた事が原因だと聞いてはいたが、その姿を見て驚きを隠すことはできない。
 だが北山の顔に浮かぶ穏やかな笑みは、人生を重ねた老人のそれに他ならない。
 えも言われぬ違和感の様なものを憶えつつ、古池は答える。
「委員会の方は、人選に着手しているようですが、まだ公表されてはいません。私も、もし選ばれたらどうするかは、決めかねています。」
「そうか」
 北山は、もう一度深呼吸する。
「古池君。」
「はい?」
 古池は椅子に深く腰掛ける。
「君に、渡しておかなければ、ならないものがある。」
 北山は、窓側の椅子に座っていた老女、今となっては、親子ほどに年が離れて見える妻に、何か一言二言呟く。
 ドアを抜けた老女は、あの書類と段ボールの山の中をするすると歩き去る。
 彼女が戻るまで、古池も北山も、口を開こうとはしない。
 語り合いたいことは、あまりに多く、そして時間はあまりに短い。
 戻った北山の妻は、古池に小さな箱を差し出した。
 古池は会釈してそれを受け取る。
 北山は、箱を開けるようにうなずく。
 箱を開ける古池。
「……!」
 古池は言葉を失う。
 箱の中には、メモリカードが収められていた。
 ペタメモリ。最新型の記憶ディバイスだ。
 ディスク状のメモリカードの中に、電子一つで一ビットを記憶する素子が埋め込まれ、その容量は、名前の通りペタバイト。10の15乗……つまり一千兆バイト。
 想像もできない容量だ。
「今までやってきた研究の中で、君の役に立ちそうなものをピックアップして入れておくつもりだったんだけどね、いや、ペタバイトは広いよ。結局、全部入ってしまった。」
「全部?」
 せき込みながらも笑いを絶やさず、北山は続ける。
「そう、全部。私の、全ての研究だよ。」
 古池は、手に持ったディスクが、いきなり重くなったような気がした。
「選別と思ってくれ、貧乏人にできる事と言ったら、これくらいしかないからな。」
 北山はここで深呼吸して、息を整える。
「なあ、古池君。」
「はい。」
「人間、これだけ生きていても、大した事は、できないものだ。」
 首を巡らし、外を見る北山。
 木々の上に見える夏の空は低く、白い塊のような雲がその一部を被い隠しつつある。
 夕立が来るだろう。
「私の全ての研究が、たった一枚のメモリカードに収められてしまう。メモリカードの半分も、埋まっていない。その容量も、たかだか一千兆。一京の十分の一だよ。」
 古池は口を開く前に、北山が続ける。
「正岡子規ではないが、病床六尺。いや、このベッドは八尺くらいはあるかな。はは、私にとっては、そこから見える景色が、全てだ。」
 空は、雲に覆われ、ゆっくりと暗くなってきた。
「古池君、きみはいつも言っていたな。補綴装具さえ受け入れれば、こんな狭いところに閉じこもっている必要はないと。」
「……はい。」
 北山は、もう一度古池の方に向き直って息を整えた。
「…私は、人間に限界があることを、忘れたくなかった……人間の身体、人間の感覚には、常に限界があることを。」
 息を詰まらせながら続ける。
「だが、今さらになって、思う……私は、結局、私自身が……拘泥して、いただけでは、ないだろうか、と……」
 息切れし始めた北山は、妻の手を借りて、ベッドに横になった。
 医療機器の示表が、またせわしなく点滅をはじめ、パイプに繋がったポンプが、音も無く回転を始める。
 古池は、北山の右手を握る。
 北山の手はやはり若々しく、肌には張りがあった。しかし、その握り返してくる力は、あまりに弱い。
 恩師の身体の中で、何が起こったのか、古池には分からない。だが、なにかが失われかけている事だけは、確かだ。
 古池は、胸を締めつけられるような思いがした。
 一時間もそうしていただろうか、北山が落ち着いた寝息のような呼吸をするようになって、ようやく古池は立ち上がった。

 古池には、まだ済まさなければならない大切な用事が残っていた。
「古池君」
 驚いて振り向くと、北山が、寝たまま古池の方を見ている。
「元気でな。」
「先生も、お元気で。」
 恩師は、自由になる右手を、微かに動かして、答える。
 古池は、ずっと付き添っていた北山の妻の方を見た。
 彼女は、古池に会釈し、何もお構いで来ませんで、と非礼を詫びる。
 微笑んで、それに答えた古池は、部屋のドアへと向かう。
 北山の家を出ると、あたりは暗く、先ほどの暑さが嘘のように涼しくなり、周囲は何か重い沈黙に満ちている。
 門を出て数歩も進まない内に、大粒の雨が落ちてくる。
「うわ。」
 古池は、大急ぎで山道を降りる。
 街灯がそこかしこで、点りはじめていた。


 29回目になってしまいました。次回は30回目です。
 どうなるのかなぁ(汗)。

 では、次回の更新をお楽しみに。

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10/24
お題目:亜生命戦争異聞#28

 あずまんがっぽい

 亜生命戦争異聞の28回目。ようやく半分クリア、といったところでしょうか?
 今回、ちょっと短めです。


 蝉時雨。
 前に鎌倉のこの古道を歩いたのは、十年以上前になろうか?。
 慣れない日除けの帽子を脱いで、うちわ代り自分を仰ぐ。蒸れていた頭に、木陰の涼しい風が心地良い。
 あの頃に比べても、夏は短く、穏やかになった。
 しかし、この蝉時雨は変わらない。
 様々な蝉の声が全ての音をかき消し、静寂さえ感じさせる。
 もっとも、当時は、この蝉時雨を『やかましい』としか、感じなかったのだが。
 木漏れ日の降りそそぐ小道を抜けると、森が終わる。
 視界が急に開けて、住宅地になる。
 二世紀近くを経た木造住宅と、最近できた生分解性プラスチック住宅の対比は、仲々に興味深い。
 材料こそ、天然の木材と、生分解性プラスチックという差はあるが、それ以外では、見た目にはほとんど差異は感じられない。
 窯元で焼いた二百年前の瓦と、近代的な工場で生産された酸化チタンが練り混まれた機能性素材製の瓦。汚れをほとんど受け付けず、太陽光発電装置としての機能も併せ持っている。
 柱や梁に使われている生分解性プラスチックは、かつてのポリ化合物だけでなく、セルロースすら含む。木材風、という名前だけでなく、その特性も木材に近い。
 古都鎌倉の建築物を厳重に取り締まる景観条例の元、平屋、つまり一階建て住宅以外は許されなくなった上に、新築住宅も、可能な限り当時の住宅を模して建てなければならなくたためである。
 『伝統的建築物』なのか『伝統的建築物風』なのか、それともそれらの複合なのか、よく見ても見分けのつかない街を歩き、路地を抜ける。
 古池の歩いてきた小道のある山とは、反対側。小さな盆地の縁とも言うべきところに、目指す家はあった。
 半分森に隠れたその家は、薄ら汚れ、落ち葉をかぶってはいたが、今歩いてきた住宅地の中の家とは一線を画している。
 長方形を基調としたコンクリートの打ちっぱなし。見上げたところにある窓はどれも大きく開放的だが、その中にあるのは無数の段ボール。
 中に一つだけ、段ボールのない窓があった。
 その窓は、夏の陽射しを古池の方に跳ね返し、中の様子を伺うことはできない。
 古池は、窓の中を確かめるのを諦め、夏でも消えることのない落ち葉を蹴上げるように歩いて、門の前に立った。
 門には表札はなく、そのかわり『夏雪庵』と刻まれた樹の切り株の板が、門と共に半ば朽ち果てながら飾られていた。
 モニタも何もない、単なる呼び鈴を押すと、ほどなく一人の老女が現れた。
 品の良い着物を着ているが、少しうつむき加減で、元気がない。
 しかし老女は、古池の顔を見るなり、顔を明るく輝かせて声を上げた。
「まぁ、まぁ、まぁ。」
 古池は帽子を取って会釈する。
「おひさしぶりです。」
 老女は、何回も頭を下げ、驚きと喜びの入り交じった興奮を隠さない。
「まあ、古池さん、まぁ、まぁ、こんなところに。どうしたんですか?」
 この答えは古池には意外だった。
「あれ?、先生にはメールをお送りしたんですが。」
 老女は着物の裾を口に当てて笑う。
「あの人ですから………ねぇ。」
「はは、そうですね。」
 古池も頭を掻いた。
 門を抜け、今まで歩いてきた道以上に深く枯れ葉の積もった坂を上ると、家の玄関にたどり着く。
 玄関も、枯れ葉の積もるままにまかされ、その中に『KITAYAMA』と書かれた表札が半分埋もれている。
 家の中も、無数の本や書類、段ボール、あるいはよく分からない標本や薬品や試料と思われる様々な瓶や箱で埋め尽くされている。
 その中を老女は姿勢一つ乱さず、しずしずと奥へと歩いていく。
 古池の方は、あっちの本の山を崩し、こっちの段ボールを引っ掛け、といった具合でちっとも前に進まない。
 乱雑に積まれた幾つもの紙の山や壁を越えると、さっき小径から見た大きな窓のある部屋に出た。
 部屋の中には、廊下と打って変わって、塵一つない。
 天然木の床の上に、大きなベッドと幾つもの医療用の機器類。
 何本かの点滴や脈動するチューブ、規則正しく動く何かのパイプに繋がれた一人の男がいる。
 男は、ベッドの上で上半身を起して、古池の方を見ている。
「北山…先生。お久しぶりです、古池です。」
 おそるおそる声をかける。
 男は、右手を持ち上げ、かるく手を振った。
「うむ、古池君。」
 黒い髪、引き締まった肌。
 どうひいき目に見ても、古池より若く見える。しかし、北山は、古池より四十近く年を取っている。米寿も近い。
 だか、見た目の年齢と実際の年齢の差と同じくらい北山の外見は異様だ。
 左手はキャッチャーミットの用に肥大化している。
 古池の記憶にある、十年前のそれより、さらに変形した輪郭の下半身は、毛布の下にあって見ることはできない。
「正直、メールを受け取ったときは驚いた。まさか来てくれるとは思わなかったから。」
 カクカクとした、北山先生特有の口調。
 状態は、そう悪くはないようだ。
「小野から話を聞いて、なんとか時間をつくってお伺いしようと考えていたのですが……ようやくですよ。」
 北山の咽に繋がったパイプが何回か空気漏れのような音を出し、僅かな間を置いてから笑い声がした。
「君らしい。」
 その言葉を発してから、北山は何も言わず、ただ、そのままの姿勢で黙っていた。
 呼吸音が聞こえる。
 浅く、早い。
 古池は、ベッドの方に近づいた。
 幾つかの医療機器の示表が、あまり芳しくないらしい。
 モニタスクリーンに赤や黄色の点滅が浮かぶ。
 古池はその表示が落ち着くのを待ち続った。


 そんなこんなで、28回目です。
 今回、かなり短くなってしまいましたが、いよいよこれから急展開!………ってなると良いのですが………

 では、次回の更新をお楽しみに。

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10/18
お題目:見開きでびっくり

天使の輪よりドーナッツ奉祝!サイト開設! もげー。
 状況はあんまし変化しておりません。切羽詰まっているのも同じ。でも更新頻度は上がってます。何故なら、それは現実逃避だからです(笑)


 そんなわけで、前々回の更新の時に紹介した、宙(おおぞら)出版さまのComica!(コミカ!)の第二号が届きました。
 で、開いて見てびっくり。見開きで紹介されておりますよ、宇宙メガディクショナリが!(大汗)(378ページ)。
 ともかく、誌面のほとんど(特に同人誌紹介コーナー)が絵で占められている誌面の中で、おもいっきり異彩放ち過ぎ(笑)。、もしかして、文字メイン本では、破格の扱いでは………編集さんのコメントもついてるし………(汗)
 英断を下された編集部の方に感謝〜(平伏)。


 そんなこんなで、アレですが、我等が姐御、まるとさまが、遂にサイトを開設、その名も『まんが同好会・電脳分室』!、リンクページにも追加いたしましたので、元祖ファンタシースターからPSOまで、いずれかに興味がございましたら、是非是非飛んで行ってみてくださいませませ〜。
 んでもって、今までに本サイトで公開されたラクガキのだいたいのところを集めて見れるページを新設しました(『ショートカット』からも見れます。)。一部取りこぼしとかありますが、気が向いたら順次追加していく予定です。で、このページを創るのに、mozillaさんのコンポーザー(WYSWYGのhtmlエディタ)を使ったのですが、これが存外使いやすくて驚いてみたり。でも、基本的な使い方は、『コンポーザーで骨組みを創って、html直打ちで微調整』という方法なんですけどね。

 では、次回の更新をお楽しみに。

Number of hit:54268+14500くらい


10/15
お題目:ロケット飛んだ

ああッ! 中国の有人宇宙機が無事軌道に到達したとのニュース。
 うーむ、めでたい半面、正直残念。
 まあ、宇宙飛行士飛ばすくらいなら、その十倍の金を使って工事やってた方が幸せな国だからして、こうなるのも仕方ないのだろう………。


 それはそれとして、今日も貰った資料でクオータニオンのお勉強。
 ………………ふ、複素数………ガふ(吐血)。
 危ない危ない、これで基礎解析の領域だったら、即死していたに違いない(汗笑)。幾何ならなんとかなる!!(希望的観測)。

 ………………
 ………………
 ………………

 がふ(吐血)………って、ちょっと待てー!、式が変だぞ!
(検算中)………誤植だー!
 初っぱなから、これですか!?、全部自力で計算しろと言われますかー!?、助けてー!!(業泣)

 では、次回の更新をお楽しみに。

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10/14
お題目:まだまだ続くよ泥沼は

comica02表紙 もげー。
 今持って現実逃避中です。ぶくぶく。


 んでもって、今回のカットなんですが、宙(おおぞら)出版さまから発売されるComica!(コミカ!)の第二号に、宇宙メガディクショナリの紹介が掲載される事になりました。
 気が向いたら、ちょっと覗いて頂ければ幸いです。


 裏でコソコソしてたコピー誌が一応完売したり、そのおかげで詰まった予定に追っかけまわされてたり、九州の僻地に流刑中の皇帝から届く命令書に従ってアニメ番組の録画をしていたりと色々大変なので大変です(錯乱)。クオータニオンのアホー。
 ………もし関係者の人が見てたら、すんません、月末までには、なんとか………(大汗)

 では、次回の更新をお楽しみに。

Number of hit:54024+14500くらい


09/16
お題目:グレート現実逃避

竜騎士 もげー。
 そんなわけで、いろいろ切羽詰まって現実逃避中です。


 前回の更新でいろいろ決着がついてから遊ぶつもりと書いたはずの『クランディア2』を何故かクリア(笑)。
 前作と同様、400時間は覚悟していたのですが、何と10分の1の40時間ほどでクリア。あっさり終わってしまって、拍子抜けしてしまいたいところなのですが、そこはそれ。何と言うか、その、あの、この、ぶくぶく。
 いや、いろいろ良い材料使ってるのに、勿体ないなぁ……なんか、『愛のエプロン』みたい(汗)。

 それはそれとして、『マリオネットカンパニー2』は、まだ全部のエンディングを見れていません。とほほー。


 あああ、間に合うのかぁ!、うおおおー!。

 では、次回の更新をお楽しみに。

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09/04
お題目:亜生命戦争異聞#27

 随分間が開いてしまいました。亜生命戦争異聞の27回目です………いつになったら終わるんだ(汗笑)。


 『暗い』という言葉が、どんな意味を持っているというのだろう。
 古池は自問した。
 巨大な廃坑の内部では、太陽光はもちろん、微生物らが放つかすかな燐光すら乏しい。
 人の目では暗黒という言葉以外では表現しようもない深遠の闇の中を突き進む。
 しかし、波長十万キロという極長波からサブナノメートルのγ線まで、全てのスペクトルを視覚・聴覚・触覚として『感じる』ことのできる古池たちにとって、人間の『暗黒』は、どこまでも明瞭な視覚イメージを与えてくれる程に『明るい』。
 すべては、その全知の感覚によって無限に近い解像度を与えられている。
 ときおり顔を見せるミティス・マッサ(変異アメーバ)を迎撃しながら狭い廃坑を抜けると、ギガノ・プラエセプス・ベスティア(大コウモリ)、インゲンス・ムスカ(巨蝿)の幼生体(蛆)が文字どおり沸いて出る。
 その気になれば、彼らの体毛・表皮まで『見る』事ができるだろう。もちろん、その内部を透し見る事も。
 今は単にその必要が無いだけの事だ。
 一刻も速く、この廃坑を抜け、工業区画上空で待機する海洋探測艦と接触しなければならない。
 ミュサが、収束エネルギー弾を放ち、飛び交う彼らの群れの中に巨大な空間を穿つ。
 一気に突き進む。
 自動機械が掘り抜いたボーキサイト廃坑。
 この大深度地下では、危険を冒して中間圏界面まで降下してきている母艦(マザーシップ)との通信もほとんど不可能だ。
 全ては古池たちが自ら考え、判断し、行動しなければならない。
 しかも、先行探測に最も適しているアフランは、意識もなくただ古池らの後に付いてきているだけ。
 古池らを追尾させる程度の判断と、自己防衛のための攻撃や戦術機動は、下層意識に任せることはできたが、フラン自身の意識はまだ回復していない。
 今は古池の反対で実行は控えているものの、母艦(マザーシップ)側は、いますぐにでも『呼び起こし』を掛けたいというのが本音だろう。
 古池自身、フランさえ『起きて』いれば、と思う。
 フランの役目であった探測と阻蹇(ジャミング)は、いまはミュサによって行われている。
 古池の能力は水中でも威力を損ねない大出力光火器に、また、フレディのそれは全天近接戦闘(オールレンジ・ドグファイト)に特化しており、ミュサのような強力な通信能力を持ち得てはいないためだ。
 しかし、これだけの狭い空間では、ミュサの大出力レーダーも思うように使えない。
 母艦(マザーシップ)とのリアルタイムリンケージを担当するミュサにとって、元々の任務に加えて探測(スキャン)と阻蹇(ジャミング)を同時にこなすことは、下層意識の手を借りても困難を伴う。
 さらに、この大深度地下にあっては、母艦(マザーシップ)とのリンケージを保てるのは、ミュサの持つニュートリノセンサだけ。しかも探測のために特化した装置を通信目的で使うために、その負担は相当なものになる。
 古池とフレディは、自らの下層意識の一部をミュサの情報解析のために振り分け、さらにはミュサの前後に位置して、彼女を護衛する隊列を組む。
 血圧、脈拍、血中化学物質濃度、脳波スペクトル………様々な示表が、自分自身の緊張の高まりを明らかにしている。
 下層意識は、古池の必要以上の緊張を抑えるために、抑制物質の使用を提言してきたが、古池はそれを無視した。
 まだ、自分には自分の意志がある。
 単に、自分の意志を証明するためだけに、下層意識からのこういった提言を無視するのは、好ましからざる状態と言うべきなのかもしれない。
 古池らが、自らを半亜生命とも言うべき存在にしてまで、守らなければならないのは、この星(アヴァロン)の未来であって、古池の『古池自身』という自我(パーソナリティ)ではない。
 アヴァロンは、地球圏に待つ人々の最後の希望。古池自身を含めて、いかなる犠牲を払ったとしても、守り抜かねばならない。
 …それは分かっている。
 しかし、古池には、下層意識の指示をどうしても鵜呑みにすることができなかった。
 その想いを強くした原因は、フランとの『接触』だった。
 問いかけるような、意味を成す以前の純然たる疑問符。
(だれ?)
 古池は、あの感触を…もう少し正確に言うなら、あの時に感じた『意識の響き』を忘れることができなかった。
 外からもたらされる五感とは異なる、心の奥そこにある何かから感じられる、精神という洞窟の中に響く、自己以外の思考。
 あの『感覚』。
 自我以外の自我。
 総毛立つような……安らかさ?
 吐き気を催す嫌悪と、蕩けるような安堵。
 暗澹たる絶望に突き落されたような。
 子供が親を探し出したような。
 何がか否定する。
 何かが肯定する。
「………!」
 強烈な二律背反に飲み込まれそうになる。
 古池は、それを振り切るかの様に、『感覚』の記憶を引き剥がすように、眼前の亜生命体に攻撃を加える。
 恐怖が焦りとなり、機体コントロールに乱れが出る。
 廃坑の勾配を読み違え、機体下部が洞窟の壁面に接触しそうになる。
 危ういところで下層意識が重警告を発し、事なきを得た。
 自分で自分を追い詰めている。
 古池はそう感じた。
 これはとても良い傾向とは言えない。
 セトなら、今の自分に何と言うだろう?
 お互い手の届かなくなった存在。
 しかし、『声』というたった一本の細い糸で結ばれていた。
 今はそれすらない。
 ミュサ(ミューゼ)も、アフラン(フラン)も、フレディも、古池と同じ半亜生命体と言える存在。
 だが、お互いの距離は自我境界の危うくなるほどに近く、それ故に、あまりに遠かった。
 こんな時に、なぜセトのことを思い起こすのだろう。
 古池には、本当はその理由が分かっていた。
 セトの向うに、彼女を見ていたのだ。
 無限とも言える虚無の彼方に残してきた……残さざるを得なかった彼女を………
 下層意識の重警告が全感覚に突き刺さる。
 大量の情報が激痛に近い感覚を引き起こす。
 瞬時にして眼前の状況を理解する古池。
 忘我の一瞬が、致命的な状況を引き起こしていた。
 ギガノ・プラエセプス・ベスティア(大コウモリ)のコロニーに入り込んでしまっていたのだ。
 一気に降下し、密集したギガノ・プラエセプス・ベスティア(大コウモリ)を回避する。
 下層意識の反射射撃が眼前の亜生命を撃ち落とす。その間に、コロニーを抜けるコースを探す。
 しかし、遅い。
 眼前に迫る大コウモリ。
 緊急事態回避の為の心理的時間圧縮が引き起こされている事を感じる。
 古池は自らの身体を呪う。人間であれば、反射的に目をつぶり、現実を遮断することもできるからだ。
 半ば亜生命体と化した身体は、最後まで鮮明な情報を古池の脳裏に叩きつけてくる。
 フレディの射撃も間に合わない。
 機体に全制動をかけ、射撃を加えつつ直上に上昇する。
 全身を押し潰すような加速。
 回避。
 ミュサの絶叫。
 感知できなかった、それ。
 背後の。
 探測が効かない、巨大変異体(インマニス・インソレンセンティス)。
 その透き通った皮膚の中に、九割以上が水で占められた体組織を見ることができる。
 回避機動の加速度が大きすぎる。
 下層意識が、古池自身の肉体にダメージが及び始めていることを伝えてくる。
 しかし、古池自身の神経系が、より明確に鮮明にそれを伝えてきた。
 痛い。
 自分の感覚が、まだこんな形で残っていたとは。
 そして、その事実を知るのが、自らの破壊の直前だったとは。
 こんな最後とは。
(こんなさいごとは)
 哀嗟。
(ああ)
 意識の奇妙なエコー。
 諦観という安息………
(@#)
 !!
($$%)
 全身の血が逆流した。
 次の瞬間、全感覚器からの情報がノイズで乱され、頭に突き刺さる即応情報群(フラッシュインテリジェンス)が無効になる。
 強烈な電磁パルスと物理的衝撃。臓腑を掻きムシられるような吐き気と、全身をえぐり取られるような激痛。
 一瞬にして下層意識のほとんどが停止する。
 何が起きたのか分からないうちに、身体が軽くなる。
 それが落下による無重量感である事に気がつくのに時間はいらなかった。
 だが、機体のどこに、どんなダメージを受けているのか分からない。
(…つ、ま*つ…)
 下層意識の支援を失った古池は、全身の感覚器が送ってよこす爆発的な情報の渦に溺れそうになる。
 情報量過多の衝撃で胃液を吐き出す。
 僅かに正常を保つ下層意識が、まず動力炉の、次に慣性制御機構の正常を伝えてくる。
 どれだけ落下したか分からないが、まず機体を静止させ、位置を固定する。
 機体を前後に振って、意識をハッキリさせる。
 全天視界が得られない。
 ほとんどの感覚器は、まだノイズだけを吐き出している。
 ミュサ(ミューゼ)の探測波を頼りに位置情報を初期化し相対位置を得た古池は、予備を除いた全ての感覚器に強制割り込みをかけて再起動シークェンスへ移行させる。
 この状況では母艦(マザーシップ)からの精度校正支援は受けられないが、このまま感覚器が使えないままよりは遥かにマシだ。
 ほとんどの感覚器が沈黙し、古池は文字どおりの暗黒と沈黙の中に置き去りにされる。
 しかし、周囲の状況を確認できないといって何もできない訳ではない。
 直前の巨大変異体(インマニス・インソレンセンティス)の位置を確認すると、残った下層意識に現在位置を推測させる。
 ……飲み込まれている。
 今、古池の在る場所は、巨大変異体(インマニス・インソレンセンティス)の中だ。
 まさか!?
 古池は下層意識に位置の再確認を行わせつつ、自らも再起動の終わった視覚器官で周囲を確認する。
 全天視界は無い。感覚器から得られる直接の視覚情報だけが頼りだ。
 感覚器官は正常らしい。だが、情報が無い。
 もし、古池自身が巨大変異体(インマニス・インソレンセンティス)の内部に飲み込まれているなら、何としてもそこから脱出しなければならない。
 衝撃で停止していた下層意識が自己チェックを終え、次々と復旧する。
 全体の二割が完全に機能を失い、半数近くが処理能力を落している。安全率は大きく落ち込んだが、まだ機能不全を引き起こすには遠い。
 感覚器官の管理とを下層意識に移行させ、再度周囲を確認する。
 暗黒。
 そこに飛び交う幾筋もの光の矢。
 閃光。
 勘だけで上昇し、自らが廃坑の壁面にぶつからない様に祈る。
 収束エネルギー弾が古池のすぐ目の前から発射され、射軸線上に在った亜生命体が一瞬光を放ち、そして消える。
 フレディは無事らしい。ミュサは視界の外にいたらしく、まだどこで何をしているのか確認できない。
 数瞬ののち、復旧した通信機能を介して、下層意識間の連動が再開される。
 古池以外の三機に問題はない。
 自分自身のセルフチェックも進行し、即応自己再生を行っても正常動作の望めなくなった部位の遮断作業が続く。
 一部は物理的破棄が行われ、身体から幾つもの肉片や機械部品が落ちていく。
 まるで、昔見たマンガに出てくる敵メカみたいだな。
 自分自身から、重要とも思える部品が落ちていく様子に、古池は思わず苦笑した。
 ほとんどの機能は回復し、幾重にも仕掛けられた補償機構によって、未だ復旧できていない機能の代行も正常に行われる。
 位置情報が更新され、探測された廃坑の情報が即応情報として伝えられる。
 そして………
 無い。
 巨大変異体(インマニス・インソレンセンティス)が消滅している。
「行きましょう。」
 !
 下層意識を介した接触。
 しかし、フレディからのものでも、ミュサ(ミューゼ)からのものでもない。
「フラン!」
 応答はない。しかし、アフラン(フラン)は隠蔽(ステルス)を解き、周囲のマッピングと阻蹇(ジャミング)を開始している。
「一体……何があったんだ?」
「フランです。彼女が……」
 ミュサの言葉。
 送られてきた記録情報(ログ)には、フランが突如として収束エネルギー弾を放ち、巨大変異体(インマニス・インソレンセンティス)を排除した事が記されていた。
 驚いた古池は、フランにもう一度呼びかける。
「フラン!、君が!?」
「……本当に、ご迷惑をおかけしました……でも、もう大丈夫です。」
 フランらしい、生真面目な答え。
「全てが、自分の目の前で起きていることだとは、とても思えなくて………恐くて、私………」
 誰だって、そうだ。古池は、そう思った。
 しかし、それをフランに伝えるつもりは無かった。
 それに………
『接触』したときに感じた、あの感覚。
 古池は『それ』を再び感じた。
 死の寸前に呼び覚まされた、名状し難い『感覚』。
 ………対峙しなければならない。古池は、そう確信していた。
 その『感覚』と。
 己の内に潜む。
 『それ』と………
 下層意識が古池自身の肉体の補修を開始する。
 猛烈な回避機動で潰れた脾臓がマイクロマシンによって癒合し、肺に突き刺さった肋骨がサーボ組織の力で引き抜かれ、大量の血液が緩衝液の中に溢れ出す。
 衝撃で腫れ上がった脳は至適温度に冷やされ、臓器や骨格が定められた位置に戻され、欠損が埋められる。人以外の何かで、埋められる。
 また一歩人間から遠ざかったな。
 乾いた笑いがこみ上げる。
 だが、遺伝子的に見れば………
 古池は思う。
 遺伝子レベルで見れば、既に自分は人間ではない。今さら、何で埋められても、気にするまでもない。
 その事は分かっている筈だった。
 しかし、心の奥底が痛む。
 その事実を否定する。
 私は『人間』である事を捨てた者だ。だが……!

 ミューゼ(ミュサ)が警告を発する、もう一体の巨大変異体(インマニス・インソレンセンティス)が接近しつつある。
「目標は、視覚感覚器優先型です。光学阻蹇(ジャミング)を行ってください。甲殻部を破壊しないと体組織にダメージを与えられません。」
 古池は機体を翻し、三人を抜いて最前列に踊り出る。
 醒めた、しかし、どこか哀しみに似た感情。

 心だけは、最後まで人でありたい。
 少なくとも、そう思う、そう感じる、私の心は、私自身のものであるはずだ。
 この、心だけは………


 というわけで、27回にもなってしまった亜生命戦争異聞なのですが、終わる気配、まるでなし(汗笑)。古池様御一行は、まだ地球圏でドタバタしてますし。
 次回は、なるべく早いうちに出したいんですが、ネットの更新と同人の原稿が平行して出来ない間抜けな脳味噌なモンで、これがまた………。何とかしないとなぁ。


 最近、なんだか『はてなアンテナ』というところからのアクセスが増えている模様。更新されたページを自動で探し出してくれるのかー………うーむ、恐るべし科学の進歩。
 しかし、トップページしか見ていないということは、もしかしたら、更新記録やその下のディレクトリの更新は見ていないということになるんじゃろか?、うーむ。


 買ったもの。
『クランディア2』(DC)、『エヴァンゲリオン・2ndインプレッション』(SS)。マリカン2が全部ケリついて、積みゲーが終わったら、プレイ予定(笑)。

 では、次回の更新をお楽しみに。

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09/01
お題目:マリカン2(その2)

くろねこ
 どちくしょー。連敗記録更新中。


 今回も『マリオネットカンパニー2』
 もう三年前のゲームなのかー。そんなモン、いまさらプレイしている自分って一体(汗)、いや、そげな事言ったら、メガディクの内容って古すぎ(笑)。
 激痛エンドを何種類か見た後、幼馴染みキャラでエンディングを拝む。うーむ、子供の頃に、何回か引っ越しをしているおかげで『近所の幼馴染み』というものには憧れるのだが、その心情が今一つ理解できないと言うか、なんというか………いや、これはもしかして、単なる好みの問題のような気がしてきたなぁ。しかし、告白後のドギマギ感は、実にそれらしくて良い感じ。
 幼馴染みの母親の方が、声以外は好みかも。

 目標としていた娘ベストエンドには、何とかたどり着いたものの、もう一方のロボ娘と大阪クオーターには連敗中………何回もやってみた感じだけど、各キャラのキーとなるイベントの起動が、日常イベントよりプライオリティが低い気がする。あるいは、わしのイベント管理が、どこかでミスっているのだろうか………
 つーわけで、遂に自力攻略を断念しそう。色々情報を集めてみると、二人のロボ娘と大Qは、攻略手順が厳格どころじゃないらしい。さすが、『ミステリーハウス』のマイクロキャビンと言うべきか(笑)………うう、攻略本探そう。
 ストーリー展開が微妙に雑だったり、矛盾してたり、やる気が感じられなかったり、肝心な部分のボルトが5〜6本行方不明になっている部分はあるけど、コミュニケーション時のプレイヤー側の話し方が、何か自分もそう言ってしまいそうな感じで痛痒くて(笑)良い感じかも。
 ただ、連敗記録更新で、プレイ意欲は減衰中。難しくすれば良いってモンでも無かろうに。


 無事を確認して一安心してみたり。

 では、次回の更新をお楽しみに。

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08/25
お題目:マリカン2

今さら暑い 暑い。


 んなわけで、回覧板ゲームとして回ってきたもんで、今さら『マリオネットカンパニー2』やってまふ。
 なんというか、もう剣が峰百連発と言うか、二河白道瞑府魔道の行く川の水は絶えずして、しかも元の水に在らずと言った感じで連敗続き。うう、育成だと思ってたら、『アドベンチャー』なのですね、このゲーム(汗)。丹精込めて育て上げたうちの娘は、大臣賞のタスキを貰ってガラスケースの中で展示中(号泣)。
 エンディングがあまりにも激痛モンだった上に、うっかり本名でプレイしていたもんだからダメージ倍増(笑)。禁断の攻略ページ探索で、なんとかなると思ってたら、甘かった(笑)。

 そんなわけで、次は『Kanon』の予定………今さらですが(笑)。


 Cレヴォの方は、無事委託先サークルが落選しました(笑)。しょぼぼーん。

 では、次回の更新をお楽しみに。

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08/19
お題目:夏コミ顛末記

泣いてるしー
 夏コミは雨でした。しかも、数年ぶりの三日間連続出場。うーむ、疲れました。今もって、疲れは取れていませんが………
 久方振りのオフセット新刊も登場した夏コミでしたが、はてさて、その実体は………(大汗)。
 ではでは、おそらく本サイトで最も人気のある(笑)恒例の夏コミ顛末記、行ってみましょう。
(ツッコミのあった箇所を修正しました:08/22)

  • 08/14
     コミケ前日。
     今回、色々あって自分の某新刊を早々にあきらめたため、前日は早めに寝ていた。そのおかげで、体調はかなり良い感じ。新刊用のアドバタイズ類も既に作成済みで結構気は楽だった。いや、コピーでも、自分で作った新刊が出せないことには結構辛い感覚はあるのだが………そんなこんなで12時頃、例の新宿のコピー屋に向けて出発。前日までの猛烈な暑さから一転し、肌寒く、雨がしとしとと降っていたが、これがまさか三日間ほとんどぶっ続けで降り続けることになるとは、この時点では思いもしなかった。それだけ『夏コミ=嫌になるほど暑い』というイメージが固着化していたりするのだが。
     道路の混み方は、まあまあで、2時には新宿に到着。公衆電話でへいどんに連絡を入れたが、電源が切ってあるのか留守録が応対。まだ電車で移動中だと見当をつけて、食べていない昼飯ついでにハンバーガー店へ。ここで、自分の食い物を注文してから、へいどんにどこで待機しているか連絡を入れなければいけない事に気がついて、注文したものをカウンター脇に置かせてもらって、もう一度公衆電話へ。しかし、道路を挟んで店の反対側にある公衆電話に行って連絡を入れて戻ってくるまでに、結構濡れてしまうほどに雨が降っていた。
     その後、喰うものを喰って人心地付いた頃にへいどんから新宿に到着したのと連絡。コピーセンターへ移動する。
     いつものコピーセンターの前でへいどんと合流。早速コピー開始。今回はオフセットの新刊があるため、自分の本の再版分と、へいどんの新刊と再版を全部ひっくるめてもコピーの量は少なめ。いつもの半分から三分の一くらいだった。しかしコピーセンターのおばさんが、例によってコピーした紙を入れるための段ボール箱を準備してくれていた。いつもそれだけ大量にコピーするということか(笑)。
     コピー終了後、うるにゃん殿と合流するため、近くにあるエセレブ集うファッショナブルなコーヒー店に進撃。終戦記念日前日の雨の午後、都会の中でのひとときを優雅に過ごしやがるエセルブや、付箋とカラーペンでの書込みだらけのカタログとノートパソコンを開いて男性向け創作サークルのチェックに余念のないガッツな若人共をかき分け(畜生、うらやましい………)、コピーの詰まった箱を振り回して席を確保。霧雨で濡れぬれ状態の野郎二人でコーヒーを呑む。が、新田はこの時点で、この日既にコーヒー4杯目。実は、夜眠れるかどうか心配だったり(笑)。しばらくして、うるにゃん殿と合流。
     その後、自宅方面へ移動。夕食はガストにて。何だか非常にカレーが喰いたかったので、カレーを選択。この時点で大体9時頃だったはず。盆前後で移動に時間がかかったのか、よく憶えていない。うーむ、アルツハイマー化が進んでいるなぁ(汗)
     帰着後、コピー及び製本。大した量でもないために、いつもの半分以下の時間で終了。
     んでもって、色々ダラダラして結局12時頃に就眠。非常に変な夢を見る(変な夢だったことは思い出せるのだが、その内容が思い出せない………)。

  • 08/15
     コミケ初日。『銀河帝国書院』の参加する日。
     起床は午前5時。寝たんだか何だかよく判らないが、疲れは取れていた。とりあえず、作り置きしていた水出しコーヒーを呑んで更に頭をハッキリさせる努力をする。
     会場内で身体が臭うのは自分も嫌だし、迷惑だろうということでシャワーを浴びることに。で、うるにゃん殿が先にシャワーを浴びることになったのだが、いつまで経っても出てこない。しばらくしたら『お湯が出ない』と言ってきた。そういえば、風呂釜の調子が悪かったんだなぁ。色々難儀している間に、見る見る時間が経過して予定していた時間をオーバー。既に危険水域(笑)。
     カラスの行水並みに素早くシャワーを浴びて出発。既に6時は過ぎていたはず。かなり焦っているのと苛ついているので、とげとげしくなる。
     朝食はいつもの牛丼屋。その近くのコンビニで昼飯用の弁当を買うも、お盆に片足を突っ込んでいるせいか、品揃えが貧弱。というか、選択肢がない。しかし、いつもだったら弁当を前にして悩むところだが、今回はそういった要らない時間を省くことはできた。
     出発した時点で、雨足はそこそこ強かったのだが、保土ヶ谷バイパスに入ったとたん、土砂降りになった。首都高湾岸線にのる頃には、時速60キロでもちょっと恐い。鶴見つばさ橋では、風速14メートル。二台先のテールランプがようやく見える程度。こんな土砂降りと風の中の運転は、6年ぶりくらいかな?、その時は某企業VPの打ち合わせのため、品川に向かったのだが、車のエアコンが壊れていてフロントガラスに水滴がつきまくって全く前が見えなくなっていた、死ぬかと思った。その時の風速は24メートルだったのだが。
     そんなこんなで、会場近辺着は8時近く。
     以前は、西地区の方で荷物を降ろして、そこから台車で東地区へと移動していたのだが、前回くらいから人の導線が変わったか何かで、非常に難しくなったことから、東地区近くでへいどんとうるにゃん殿を投下。雨なので、段ボール箱類をビニールで包む。んが、車を駐車場に向かわせたとたん、雨足が再び強くなる。
     駐車場は微妙に混雑。車を入れるのに苦労したのだが………二日目、三日目のそれに比べれば大した事はなかった。
     ゆりかもめで会場へ。自分のサークルに到着したときには、既に9時近くとなっており、この時点で開場前の挨拶廻りを断念。台車で運んだ在庫類用段ボールのうち、二つが入場までの土砂降りで汚損。中の本は無事だったが『時を継ぐもの』『メガディクショナリ・ブラボー』を出したときの悪夢がふと蘇ってみたり(この時は、本のカバーや帯類が全滅した)。
     んでもって、開場。
     驚いたことに午前中から、たくさん人が来る。
     よく考えてみれば、サークルカットにデカデカと『メガディクショナリ』って書いたの、サークル名が銀河帝国書院になって初めてなのかな、とか思ってたが正確には『サークル名を銀河帝国書院と改め、参加ジャンルがゲーム系になって初めて』だった。
     来訪してくれた方も『もうメガディクは出ないと思っていた』とか『ずっと待っていました』という方とか色々いらっしゃって、非常に嬉しい一方で、告知は徹底しなきゃダメなんだなぁ、とか思ってみたり。んでもって、今回特に驚いたのは、それまでに比べるとずっとたくさんの女性の方がメガディクを買っていかれたこと。嬉しいやら恥ずかしいやら。しかし、こんな下ネタばっかりの本を楽しんで頂けるのか、心配になったり。
     また、今回のメガディクは、表紙が表紙だったので、成人向けと勘違いされる方も多かった。いや、最初は表紙の女の子がメガドライブか、6Bパッドを持っていた筈なんだが、下書きをトレスしている間に、その事をすっかり忘れてしまった(笑)。また、今回落としてしまった『亜生命戦争異聞』に関しては………ごめんなさい、なんとか努力してみます。はい。
       
    • 『まんが同好会』の、我等がまるとの姐御から、差し入れの『宝塚歌劇団』せんべいと、あの『最終戦争伝説』の単行本を、上下二冊セットで頂いてしまう。弩分厚い(一冊でも『ブラボー』の1.5倍近い暑さ)本が二冊………すげえぜ、姐御!。んでもって『宝塚歌劇団せんべい』の方は、缶入りのミルク煎餅のような感じなのだが、缶が弩ピンクで凄絶な色彩感覚、というか宝塚歌劇団そのまんま………中身は非常に美味しゅうございました(^^)。  
    • イースタール自警団の方からも、新刊を頂いてしまう。がんばってくだされー。  
    • セガ研究会のSeca氏、一年毎に参加って、落選したらアウトじゃないんですか(汗)。  
    • 新刊を落してしまったヴァフィヨーン団団長のV原氏からはCDを頂いてしまいました。今回はエラい目に遭われたようで、お疲れさまです。  
    • ぶるぅすちぃる殿は例によって不在なんだけど、『芸人ギルド』さんのところに、新刊もってご挨拶ー。

     今回は、サークルの前からお客さんが完全に居なくなるという状況が少なかった事と、新刊の売れゆきが微妙に気になったことから、サークルめぐりは控え目。その一方で、へいどんは、ちょくちょくとサークルめぐりをして、密かに本を買ってきていた。うーむ。
     んでもって、へいどんが直販コーナーから買ってきたスタンドがアドバタイズを展示するのに非常に便利で、大活躍。更に追加して買ってきてしまう。本当は、でっかいトレスボックスが欲しかったんだけど、三万円もする………いつか欲しいなぁ。
     途中で、間王が来訪。Sヤヴァリューセットを投下する………LOの方は、まあいいとしよう。その他がダメすぎ、つーか恐い。笑いの領域を逸脱して、死ぬかと思った(大汗)
     午後になって、人の流れが変わる。一段落。とか思ってたら人の第二波来襲。ばたばた。いつのまにか声も大きくなり、咽をほんの少し枯らしつつ、かつての変なノリが、ちょっとだけ復活したり。
     午後2時半過ぎ、いつのまにかTakaki氏が居た(笑)。せっかくなので、いろいろ押しつける(爆)。その後、『ほえほえくらぶ』の方が来訪。新刊を頂く………姐御、いつのまに、どこで描いてるんすか。Takaki殿は、Takaki殿で、例によってPSOクロ高ネタやってるし。どっちも非常にウケました(笑)。
     医者に行くといううるにゃん殿は三時頃撤収。その後、隣のサークルが撤収したのを見計らって、在庫を広げて整理(汗)
     最後までお客さんの流れは完全には途切れず、四時閉会。
     濡れてダメになった段ボール箱を破棄し、在庫を積め直すと、持ってきた段ボール箱よりも数が少なくなった。オフセット新刊の威力、恐るべし………そう思うなら、毎回オフセットで新刊出せよ、とか自分で思ったり。
     一度西館に向かって、スタッフの人に挨拶。へいどんは、ここで待機してもらい、車を回収に行く。ところが、駐車場方面へのバスは、どれも終着駅直通で、仲々普通のバスが来ない。ダイヤもグチャグチャで、時刻表が役に立たない状況。
     随分待たされてバスに乗ったら、今度は道路が大混雑。駐車場まで3キロ程度の道のりを三十分近くかけて移動。あんまり時間がかかったので、ちょっと眠れた程。体力回復に寄与してくれました(笑)。
     で、駐車場に到着した後も大変で、まず駐車場に到着したことを連絡しようとしたら、携帯電話の電池が切れていた。急遽乾電池で携帯電話を充電するパーツを購入。へいどんに遅れる旨連絡して発進するが、駐車場から出るまで二十分以上。駐車場から出た後、ビーナスフォート近辺に着くまで更に二十分。どうも、近隣にある某テレビ局が、イベントを連続して開催しているらしく、これが周囲の交通を麻痺させているらしい。結局会場から1時間半もかかって、ようやくへいどんと合流。とにかく大変だった。
     盆直前+花の金曜日で246はもちろん大渋滞。二日連続となるカレーを喰って帰着したのは、10時過ぎ。シャワーを浴びて、倒れるように寝る。多分十二時頃。


  • 08/16
     二日目。今日はサークル参加はしないが、挨拶廻りでGOの予定。
     起床は8時。とりあえず、入場フリーになる頃に会場に到着するために9時頃出発。少し早めに到着しそうなので、第一経由地点に秋葉原を選ぶ。
     秋葉原着は10時半頃。朝食として蕎麦をすすりつつ、昼飯用の鉄火丼を購入。駐車場近くの喫茶店で、エセルブの如くコーヒーを呑む(笑)。
     ここで、我等の必要以上に気品に満ちた優雅な時を自慢しようと銀河皇帝に携帯で電話………
    「秋葉原にいるなら980円で小形RCカーが売ってるから、それを買ってくるにゃ。」
    「おのれ皇帝。わしら気品溢るる汗臭くて高貴な者を、長井どんの十分の一もない顎でコキ使おうとは!」
     とか言いつつ、頼まれものを探して、言われた玩具屋などを右往左往。結局、指定されたRCカーは既に完売していたようで、皇帝にその状況を連絡して会場へ。
     しかし、ここで驚いた。いや、駐車場がどこも満杯。周囲の臨時駐車場、時間貸し駐車場を含めて軒並み満車。ほとんど身動きできない状態。三十分近く駐車場を探し、ようやく空いている駐車場を発見することに成功。早速車を突っ込む。ここで黒の貴公子へいどんのナイスギャグ発生。危険度が高いため、とても書けないが、久方振りに汗をかきながら笑った(笑)。この駐車場も、直後に閉鎖される。これからのコミケ参加は、駐車場の確保が重要な要素になってくるかも。
     会場着は、結局1時半?ごろ。余裕も無いので、早速挨拶めぐり。

    • とにもかくにも、まずは我らが心の社長、笑止千万の尾崎殿にご挨拶。新刊の下品度は更にアップ!、『凡骨デッキ』も、品の無さ炸裂(笑)、もう誰も社長を止められないぜ!(大汗)………すげえ………って、G氏って誰(爆)
    • 突くつく法師の、とこがひで改めこがしゅうと殿、対空のススメはまだですかー?(汗笑)
    • I.T.E.M.エンターテイメント『機械主義者(メカニスト)』では、今回『偽’機械主義者』が出なかったおかげで、ちょっとご迷惑を書けてしまった模様。申し訳ないです。ちなみに、『偽’機械主義者』の発刊要請を請けました。『ホントに何でもいいんですか?』と問い合わせたところ『OK』とのこと。苦渋の表情を滲ませていた様な………気のせいでしょう。でも、成人向けにしたら、さすがに置かせてもらえないだろうなぁ(笑)。
    • bolze.さんところで、ちょっと話し込んでみたり。新刊、ありがとうございますm(__)m。

     ちなみに、二日目は、直前まで会場入りするか決めていなかったため、サークルチェックがいい加減で、後からカタログを見て涙を流したり(笑)。
     挨拶廻りが終わった頃に、全員が合流。で、三人でうろうろするのもアレなもんで、一旦分離してうろうろ。
     この日はサークル参加しているわけでもないので、そのままずるずると閉会。
     会場撤収は5時頃。バスを1時間近く待つ。もうなんというか、ダイヤが無茶苦茶。翌日は、ゆりかもめを使おうと心に決めたり。駐車場から出た頃には、かなりぐったり来ていた。
     食事をしたのは午後9時頃。久しぶりにお好み焼き屋に入るも、頼んだのが焼きソバだったり。しかも、『にんにくタコ焼きソバ』とか偉そうな名称をつけている割には、ニンニクが薄くて悲しかった。
     その後、うるにゃん殿を自宅に寄る。んでもって更に、新宿へ。かなり辛い。
     新宿からは、明治通り〜246号線で帰るも、246号線が異様に混んでいる。盆のせい?。更には首都高3号線も渋滞。前日に続いて、都内を出るまでが大変だった。帰着したのは10時頃?
     翌日の準備をして12時頃寝る。

  • 08/17
     三日目。へいどん『Black Dwarf』が参加する日。
     5時ころ起床。あんまり無理していないのが良かったのか、ここ数回のコミケであった様な、極端な眠気に悩まされることは無かった。ドタバタ準備して、5時半頃出発。盆のおかげで品揃えの悪いコンビニで昼食用の弁当を買い、いつものルートで会場へ。開場近隣に着いたのは6時半頃。
     ICから降りてみると、駐車場周辺の道路に変な路上駐車の車がある。この時点では、これがまさか駐車場の開場待ちをしている車の列とは思わず、そのまま朝飯を食べるために、弁当を買ったのとは別のコンビニへ。
     トイレを貸してもらえなかったので、ゆりかもめの駅に駆け込む。しかし、自動券売機を見ると『入場券』が売っていない。インタホンで問い合わせてみると『一番安い切符を買ってくれ』と言われる。早速買って爆撃開始(笑)。
     戻って飯を食い終わると、今度はへいどんがトイレへ。
     ぼけらとして待っていると、鳩やスズメがこちらを恐がる風でもなく、ドアミラーの上や、ワイパーの上を飛び回って餌をねだってきた。都内では、人間よりカラスの方が恐いのだろう。また、都内ではカラスが人に嫌われていてるのを知っていて、人に近づこうとしないことを鳩やスズメは知っているのかもしれない。スズメたちは、ひとしきり車の周囲で飛び回った後、どこかに飛び去っていく。だいたい同じ頃へいどん帰着。
     腹も満ちたし、出すもんも出したので、ビッグサイトに出発。しかし、会場付近は大混雑。コミケにあわせるように某テレビ局がイベントをブチ上げるのは、どうしても『夢工場』の悪夢を思い出させる。
     1日目とほぼ同じ場所にへいどんを投下。やっぱり雨が降っていたが、今回は対雨用装備が充実(笑)、多少の雨なんか屁でもねえぜ!、と厳重に梱包したのでひとまず大丈夫だろうと踏む。投下後、駐車場に向かうが、ここで初めてさっきみた車の列が、駐車場の入庫待ちの車の列だと知る。で、仕方無しに列ぶ。駐車場に入れるまで一時間近く。そのおかげで、一日目に続いて開場前に挨拶廻りができなかった。
     先に入場していたへいどんと合流。梱包が厳重だったおかげで、今回は雨による被害が無かった。うるにゃん氏も到着。入場したのが9時ちょっと前だったので、あっと言う間に開場。
     人の流れはまあまあ、売れゆきも、まあまあ。天気予報では、この日は曇りの予定だったが、結局霧雨と曇りがモザイクをなしていた。そのおかげで、周囲のシャッターが空いたり閉じたり。会場内は蒸したり涼しくなったり。
     しばらくして、挨拶廻りに走る。

    • Studio Maruanまるあん殿。いつもお世話になっております。いや、本当にお世話になっております。ありがとうございます。でも、バナーはもうちょっと頻繁に更新してくれると嬉しいです(笑)。
    • Studio夢魂邪琅殿。今回は、全病人から半病人までに回復されていて一安心です。次は、もっと体調を戻してくだされー。
    • BiTmap Publishingsugichi殿とはご挨拶できず。残念………
    • ずるずるすっぽん党党首もんりー・まさは、指が包帯でぐるぐる巻き。何と搬入時に車のドアで指を挟んで、どうやら指を折ってしまったらしい、との事。さすがに心配だが、そのあと大丈夫だったんだろうか?
    • 森見明日閣下は、かなりバテておられる模様………って、あんな連載していればバテますわ(笑)。大丈夫なんでしょか?。栗林殿は、今回は時間が全く無かったとの事で、ノーマル状態で登場。それはそれで、めずらしかったり(汗)。冬は何だろう?とか考えたり。
    • こた田中殿には、色々押しつけてしまったり、本をぶんどってきたり、隣のサークルの方にも色々押しつけたり、正に悪行の数々。あとで、すげえ後悔(汗)。

     しかし、某誌の編集長さんが、森見閣下の元担当さんだったとか、色々意外な事を聞けました。うーむ。
     この時点で、結構頭の中が崩壊しており、記憶が曖昧になってきてたり。
     それが証拠に、三日目に御来訪頂いた皆様の記憶があまりハッキリしていません。ただ、メガディクを求めて来られた女性読者の方が何人も居たのはハッキリ憶えているのですが………(笑)。
     この日は、自分の欲望をある程度解放して買い物。で、まず最初に買ったのが石鹸。ハイビスカスとミントの石鹸らしいけど、今度使ってみよう。
     その他は色々と欲望のままに、今さらフィギュア17の本とか探してみたり。ただ、ここしばらくの色々で感覚が砕け散っているのと、最近のアニメやマンガをあまり読んでいない事から、必然的に買うものは限られてくる。あと、良さげな本を売っているサークルは混んでるか、もう撤退済みだったりして選択肢があんまり無かった事とか、手にとって欲しい本であっても、どうしても心の最後の一線を越えられなかったり、とか………このあたり、欲望全開にして後先考えないでドカンと一発、という事もできるようになっておかないとダメかも、とか思ったり。
     もう少しマンガやアニメを色々見ないとなぁ。あと、売り子も欲しいかも(笑)。
     いろいろあったのは、確かなんだけど、よく憶えていない様な?
     無事閉会。
     全般に見て、本の売れゆきはまぁまぁ。印刷費に爆発的な特急料金が掛かっていなければ、採算ラインを越えていたのだが、今回はギリギリ+α程度。恐かった(笑)。
     水物が欲しかったので、冷えた缶コーヒーを買ってきてもらって、呑んだら腹がグルグルと回る。トイレに駆け込むも、爆撃不能。どうやら、腹が驚いてドタバタしたらしい。
     荷物を西館に移動させて、スタッフとちょっと話したりして時間を潰す。
     その後、うるにゃん殿と別れて、ゆりかもめで駐車場へ。バスはあてにならない(笑)。駐車場から出るのに時間がかかるが、今回は二十分くらいで会場に到着。身内に本を売ったり、打ち上げの事を決めたりして会場を出発。新橋の焼き肉食い放題の店へ。
     食い放題の店では、どういうわけか新田とへいどんが肉を乱食。吐く寸前まで喰らい続ける(確か2〜3年前も、こんなパターンあったなぁ)。最後に残った肉を半分づつ食べるはずが、なぜかへいどんは早々にケーキを食いだし、結局残った肉は、新田が全部喰らうことに。吐きそう。で、隣の席で、わしら以上に肉を食ったはずの間王が喜々としてケーキを三個喰っているのを横目に、死にそうになりながらケーキを喰う。だって、残すとお金とられるらしいんだモン。しかしまぁ、間王と志場の悪夢の如き喰い様には脱帽。あいつら人間じゃねぇ(汗笑)。
     焼き肉後、各自帰宅方面に別れる。へいどんとO大尉を送って帰途へ。
     帰着は二時半頃。三時頃に寝る。


 そんなわけで、いろいろありましたが、今回も大変でした(笑)。ここで書いた以外にも、多くの方とお会いしたりお話ししたりしたのですが、全部書ききれませんでした。とほほー。次回は、もう少し落ち着いた状況で何とかしたいなぁ………
 何やら致命的な間違いなどを確認されましたら、掲示板とかで突っ込みを入れてくださいませませ。

 では、次回の更新をお楽しみに。

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